やまとあおがき‐こくていこうえん〔やまとあをがきコクテイコウヱン〕【大和青垣国定公園】
大和青垣国定公園
[三輪山]
倭(やまと)は国のまほろば たたなづく青垣 山ごもれる倭しうるはし——緑の垣のような山並みに幾重にも囲まれた美しき大和の国。その奈良盆地東側の山裾を縫って奈良と初瀬を結ぶ山(やま)の辺(べ)の道は、古事記に書き留められた日本武尊(やまとたけるのみこと)の望郷の歌謡を現代につなぐ道である。
日本最古の道といわれる古道と、同じく歴史を有する柳生街道を軸とするこの公園は、自然と歴史的景観と、今も続く人の営為とが渾然として一体となった公園である。区域内には大神(おおみわ)神社、石(いそ)の上(かみ)神宮、長岳(ちょうがく)寺、白毫(びゃくごう)寺、長谷寺、円成寺などの由緒ある社寺や、崇神(すじん)天皇陵などの旧跡が数多く存在する。区域南端の天神山には、ツブラジイとイチイガシを主とする照葉樹林も残されている。
大和青垣国定公園
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/08 02:25 UTC 版)
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大和青垣国定公園(やまとあおがきこくていこうえん)は、奈良盆地の東部に発達する丘陵地帯を中心とした国定公園。1970年12月28日に、愛知高原国定公園・揖斐関ヶ原養老国定公園・室生赤目青山国定公園と同時に指定された。
古くから「山辺の道」と呼ばれてきた街道と「柳生街道」を結ぶ。この一帯は古くから青垣山と呼ばれていたことから、大和青垣の名を冠する。一帯には大神神社、石上神宮、長谷寺、長岳寺、白毫寺など錚々たる名刹、古刹、古墳が多く、純粋な自然景観を目的とした自然公園というより、文化的景観を加味したうえでの公園指定といえ、他の国定公園とは一線を画すものである。
一帯の著名な文化財
- 大神神社(おおみわじんじゃ)
- 石上神宮(いそのかみじんぐう)
- 長谷寺(はせでら)
- 白毫寺(びゃくごうじ)
- 長岳寺(ちょうがくじ)
- 圓照寺(えんしょうじ)
- 円成寺(えんじょうじ)
- 弘仁寺(こうにんじ)
- 景行天皇陵
- 崇神天皇陵
- 磯城瑞籬宮
外部リンク
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