みなみぼうそう‐こくていこうえん〔みなみバウソウコクテイコウヱン〕【南房総国定公園】
南房総国定公園
[南房総の海]
房総半島南部の海岸線一帯と、清澄(きよすみ)山(377m)、鹿野(かのう)山(379m)、鋸(のこぎり)山(329m)などを含む公園である。突端の野島崎を境にして、東京湾に面する穏やかな内房には、富浦、館山などの海水浴場がある。太平洋の黒潮に洗われる外房には、勝浦、鴨川などの海水浴場のほか、「おせんころがし」などの岩石海岸や鯛ノ浦などがある。
清澄山には名刹清澄寺がある。黒潮の影響の強い地域だけに、暖地性の植物や昆虫が多い。花卉(かき)栽培も盛んで、東京に先駆けて菜の花が咲く温暖な気候でもあり、海水浴、釣り、ハイキングなど首都圏市民の多様なレクリエーションの場として親しまれている。
南房総国定公園
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/26 14:48 UTC 版)
南房総国定公園 Minami-Bōsō Quasi-National Park | |
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指定区域 | 北緯35度7分45秒 東経140度7分46秒 / 北緯35.12917度 東経140.12944度座標: 北緯35度7分45秒 東経140度7分46秒 / 北緯35.12917度 東経140.12944度 |
分類 | 国定公園 |
面積 | 5,690ha[1] |
指定日 | 1958年8月1日 |
運営者 | 千葉県 |
年来園者数 | 1,135万人(2015年)[2] |
南房総国定公園(みなみぼうそうこくていこうえん)は、千葉県南部房総半島南部に位置する国定公園。1958年(昭和33年)8月1日に指定。
大半を海岸部が占めるが、飛び地的に内陸部にも指定地があるのが特徴。海岸部は内房の富津岬から外房の太東崎までの海岸線が指定されており、勝浦は海域公園(旧:海中公園)が指定されている。一帯には砂浜が多く、首都圏にも近いことから、海水浴場や別荘地、マリンリゾートとしての発達を見せている。また、気候が温暖なことから花卉栽培も盛んで、花畑が多い。
内陸部では鹿野山と清澄山が指定されており、これらは県立自然公園から格上げされたものである。
また、九十九里浜は国定公園には含まれておらず、こちらは県立自然公園に指定されている。この九十九里浜を隔てて、屏風ヶ浦からの海岸一帯は水郷筑波国定公園に指定されている。
海域公園
関係市町村
主な観光地
- 内陸部
脚注
関連項目
「南房総国定公園」の例文・使い方・用例・文例
南房総国定公園と同じ種類の言葉
固有名詞の分類
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