ひばどうごたいしゃく‐こくていこうえん〔ひばダウゴタイシヤクコクテイコウヱン〕【比婆道後帝釈国定公園】
比婆道後帝釈国定公園
[帝釈峡]
中国山地中央部の比婆山(1,264m)、船通(せんつう)山(1,142m)など標高1,200mほどの山地と、南方の帝釈峡を含む公園である。古代神話の舞台であり、比婆山は山頂に伊弉冉尊(いざなみのみこと)の神陵と伝えられる美古登(みこと)神社がある。
また、船通山は素戔嗚尊(すさのおのみこと)の八岐大蛇(やまたのおろち)退治の伝説の地であり、吾妻山(1,239m)の山名も素戔嗚伝説に関係している。
古来、たたら製鉄が盛んだった地域で、燃料とするために森林伐採が進んだが、比婆山の山頂部一帯には、良好なブナ林が残っている。
帝釈峡は、石灰岩地帯を鋭くえぐる峡谷で延長20kmに及び、紅葉の美しい神竜(しんりゅう)湖を挟んで上帝釈と下帝釈に分かれる。白雲洞などの鍾乳洞、ドリーネ、天然橋、瀑布などがあり、景勝地として知られる。
比婆道後帝釈国定公園
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/29 04:59 UTC 版)
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