耶馬日田英彦山国定公園とは? わかりやすく解説

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やばひたひこさん‐こくていこうえん〔‐コクテイコウヱン〕【耶馬日田英彦山国定公園】

読み方:やばひたひこさんこくていこうえん

福岡・大分・熊本3県にまたがる日本最初国定公園昭和25年1950指定溶岩台地浸食により奇観呈する耶馬渓英彦山万年(はね)山や清流に臨む日田などからなる


耶馬日田英彦山国定公園

写真:英彦山
英彦山
耶馬日田英彦山国定公園

阿蘇くじゅう国立公園の北に接し耶馬溪渓谷群を中核に、英彦山(1,200m)などを含む公園である。耶馬溪日本最大火砕流台地と、それをうがつ山国川本流支流がつくる渓谷群で、新緑紅葉が見事である。集塊しゅうかい)岩の岩峰そそり立つ本流本耶馬溪と、溶結凝灰岩ようけつぎょうかいがん)の柱状節理が壁のように立つ支流の裏耶馬溪、深(しん)耶馬溪などがある。本耶馬溪下流には菊池寛小説知られる青洞門あおのどうもん)がある。各所に滝も多い。

英彦山修験道霊場として知られる山で、英彦山神宮がある。また、日田は、玖珠(くす)川、大山川などが合流して筑後川になるところであり、穏やかな水郷風景展開する区域内には杖立宝泉寺、天ヶ瀬など温泉地も多い。



耶馬日田英彦山国定公園

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/01 03:37 UTC 版)

耶馬渓・競秀峰

耶馬日田英彦山国定公園(やばひたひこさんこくていこうえん)は九州北東部にある国定公園である。大分県福岡県熊本県にまたがり、耶馬渓日田盆地界隈及び英彦山が指定区域となっている。

概要

佐渡弥彦国定公園(現佐渡弥彦米山国定公園)、琵琶湖国定公園と共に1950年(昭和25年)7月に、国内で初めて指定された国定公園の1つである。(ただし正式な指定日は7月29日であるため、琵琶湖国定公園の7月24日よりも遅い。)

耶馬渓頼山陽によって天下の奇勝とされ名を轟かせた景勝地であり、競秀峰などを見所とする国内有数の渓谷。また、その上流には異なる景観を誇る深耶馬渓、裏耶馬渓、奥耶馬渓などがあり、古来耶馬十渓が知られてきた。

日田は江戸時代より天領として林業が推奨され、杉の美林が知られるほか、水郷、また中津江村区域の鯛生金山など金鉱山跡地で知られる。指定区域は日田盆地、その東方の玖珠盆地の界隈と大山川上流一帯であり、代表的な景勝地として溶岩台地万年山がある。また、熊本県はほんの一部がかかっているに過ぎないが、杖立温泉は同公園内にある。

英彦山は古くから霊験あらたかな山として修験道の聖地であった。現在も手付かずの自然林が残されており、また周囲には英彦山神宮が鎮座するほか、神仏習合の名残を残す古刹の跡が点在する。

火山

万年山、耶馬渓 国見山 英彦山  英彦山火山群 英彦山火山群,国見山の放射谷 南北とも約40kmの「複合火山体」

活動した期間は,新生代新第三紀の中新世(約700万年前)から鮮新世(約400万年前)

南北南北とも約40kmの「複合火山体」 地形図 英彦山火山群放射谷地形図

主な景勝地

耶馬溪・青の洞門

発行物

国定公園切手(1959年)

郵政省(現在の日本郵政)は、国定公園切手シリーズのひとつとして、1959年9月25日に青の洞門と三隅川の鵜飼いを描く切手を発行している。また1999年2月1日ふるさと切手として青の洞門と競秀峰を描く切手も発行されている。


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