水郷とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 社会 > 社会一般 > > 水郷の意味・解説 

すい‐きょう〔‐キヤウ〕【水郷】

読み方:すいきょう

湖や川の景色美しい町や水村すいごう

すいごう(水郷)【二】


すい‐ごう〔‐ガウ〕【水郷】

読み方:すいごう

【一】すいきょう(水郷)1」に同じ。「—柳川(やながわ)」

【二】茨城県千葉県境の利根川下流低湿地帯の称。佐原(さわら)・加藤洲(かとうず)十二橋十六島(じゅうろくしま)・潮来(いたこ)などを含む地域。水郷筑波(つくば)国定公園一部


水郷

作者高畠

収載図書春嵐
出版社大阪文学学校葦書房
刊行年月2002.4


水郷

読み方:スイゴウ(suigou)

所在 千葉県(JR成田線)

駅名辞典では2006年8月時点の情報を掲載しています。

水郷

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/02 03:35 UTC 版)

水郷の例(柳川市)

水郷(すいごう、すいきょう)とは、河川湖沼が多くある景勝地河川の下流域や湖沼の周辺などの低平な湿地の広い地域をいう。

概要

(1) 水のほとりの村、(2) 河川や湖沼が多くある景勝地、(3) 特に茨城県千葉県にまたがる利根川下流域から霞ヶ浦にかけての低湿地帯の称、のこと。

明治時代から昭和の初めにかけて水郷は「すいきょう」と呼ばれ、水のほとりの村を指していた[1]。このころ文人墨客[2]により日本の各地で水郷と呼ばれていた場所があった。

そして、その中で利根川下流から霞ヶ浦にかけての地域を、他の地域と区別するために「すいごう」と呼ぶようになった[注 1]千葉県香取市茨城県潮来市鹿嶋市は「水郷三都」と称されている[4]

現在では、河川の合流部や下流の三角州地域、湖沼の近くなどの低湿な水辺地域のことを「水郷」と呼ぶことが多い。このため一般的に移動手段として舟運が発達していた。なお、福岡県の柳川、滋賀県の近江八幡、茨城県の潮来の三つは日本三大水郷と呼ばれている[5]

著名な地域

中華人民共和国

水郷の景観(蘇州市)

日本

佐原(香取市)
茨城県鬼怒川流域で広がる水郷地帯。(常総市上空から撮影)

脚注

注釈

  1. ^ 船頭小唄」の全国的流行、日本八景選定の大運動を経て、「すいきょう」と呼ばれる地域は数多くあることから、佐原・十六島・潮来の水郷を他と区別し固有名詞化するために「すいごう」と呼ぶこととした[3]

出典

  1. ^ 「漢語故諺熟語大辞林」(1901年刊行)、「辞林」(1907年)、「大辞典」(1912年)、「辞海」(1914年)など
  2. ^ 「妻木」松瀬青々1904年)、「思ひ出」北原白秋1911年)、「水郷めぐり」田山花袋1920年)ほか
  3. ^ 佐原市史」(1966年
  4. ^ 佐原、潮来、鹿嶋 ―水郷三都―”. www.suigosanto.com. 2019年7月4日閲覧。
  5. ^ shigabunkazai (2012年11月7日). “新近江名所圖会 第127回 日本一の水郷の景観-近江八幡の水郷- - シガブンシンブン 新近江名所図会”. シガブンシンブン. 2025年3月2日閲覧。
  6. ^ 江南水郷”. 蘇州市公式観光サイト. 2018年8月1日閲覧。
  7. ^ 文化遺産データベース 利根川・渡良瀬川合流域の水場景観”. 文化庁. 2016年4月25日閲覧。
  8. ^ こしがや川学(カワナビ)!!”. 越谷市 (2007年8月23日). 2018年8月1日閲覧。
  9. ^ 大垣市の中心市街地活性化基本計画について” (PDF). 新都市 2010年6月号. 都市計画協会. 2018年8月1日閲覧。
  10. ^ 松江市都市計画マスタープラン 第1章 松江市の現状と課題” (PDF). 松江市 (2008年3月). 2018年8月1日閲覧。
  11. ^ 横尾文子「北原白秋の目を通してみた柳川の水郷景観」『佐賀女子短期大学研究紀要』第43巻、佐賀女子短期大学、2009年、2018年8月1日閲覧 
  12. ^ 掘割が作り出すまち並み | 特集”. 柳川市観光公式サイト. 2025年3月2日閲覧。
  13. ^ 名勝水郷柳河保存活用計画 - 柳川市”. www.city.yanagawa.fukuoka.jp. 2025年3月2日閲覧。
  14. ^ 2013 日田市勢要覧 - 日田のイメージ(水郷・天領・文教)” (PDF). 日田市 (2013年). 2018年8月1日閲覧。
  15. ^ 2013 日田市勢要覧 - 天領、文教、日田の先哲” (PDF). 日田市 (2013年). 2018年8月1日閲覧。

参考文献

  • 広辞苑第6版 岩波書店 2008年
  • 大辞林 三省堂 1989年
  • 大辞泉 小学館 1995年
  • 日本国語大辞典 小学館 2001年
  • 地理学辞典 二宮書店 1989年
  • 世界大百科事典 平凡社 2007年
  • 日本大百科事典 小学館 1986年
  • 日本地名大百科 小学館 1996年
  • 日本の水郷・水都 (財)リバーフロント整備センター 2006年

関連項目


水郷

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/01 09:48 UTC 版)

水域 (漫画)」の記事における「水郷」の解説

翌週、千波は居間ソファー眠ってしまう。千波は夢の中で村の家に行く。千波は子どもに出会いその子の家に向かう。そこには老人もおり、どうやらこので千波が見ることのできる人間はこの二人だけのようだ老人から澄夫呼ばれた子どもも同じことを千波に話す。二人龍神の滝に向かう。澄夫はこの深山ではもういつからか分からないくらい前から降り続いていると話す。澄夫滝壺深くもぐり、龍の玉拾い上げ、玉を祠に置き、みんなが帰って来るように願う。そこで千波は目を覚まし母親に「あれ...澄夫は」と言うと、和澄の表情こわばる

※この「水郷」の解説は、「水域 (漫画)」の解説の一部です。
「水郷」を含む「水域 (漫画)」の記事については、「水域 (漫画)」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「水郷」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

「水郷」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。



水郷と同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「水郷」の関連用語

水郷のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



水郷のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの水郷 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの水域 (漫画) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS