田山花袋とは? わかりやすく解説

たやま‐かたい〔‐クワタイ〕【田山花袋】

読み方:たやまかたい

[1871〜1930]小説家群馬生まれ本名、録弥。「文章世界」の主筆となり、平面描写論を主張、「蒲団」「生」などで自然主義文学代表作家一人となった。ほかに「田舎教師」「時は過ぎゆく」「百夜(ももよ)」など。

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田山花袋


田山花袋

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/11 06:37 UTC 版)

田山 花袋(たやま かたい、1872年1月22日明治4年12月13日〉 - 1930年昭和5年〉5月13日)は、日本小説家。本名、録弥ろくや群馬県(当時は栃木県)生まれ。


注釈

  1. ^ 当時の栃木県は現在の栃木県南部、群馬県東毛地域が合併して設置された自治体であり、現在の栃木県の領域とはおおよそ異なる。
  2. ^ 宇都宮県と統合する前の旧・栃木県は、現在の群馬県の一部を含んでいた。
  3. ^ 明治26年頃は作品の発表場所を見つけられず、江見水蔭の雑誌編輯を手伝ったり、当時は鉄道職員であった野崎左文の手伝いで旅行案内を書いて生計を支えていた[1]

脚注

  1. ^ 伊藤整『日本文壇史3』講談社文芸文庫、1995年、216p頁。 
  2. ^ 須田喜代次「鴎外と花袋」『講座 森鴎外』第一巻、平川祐弘ほか編、新曜社、1997年、388、403-405頁。なお、相馬庸郎は「……花袋は、その存在の多くの部分を鴎外に負っている」と指摘した(「鴎外と自然主義」『国文学』1973年8月)。
  3. ^ 島崎藤村、最後の対面を語る『東京朝日新聞』昭和5年5月14日(『昭和ニュース事典第2巻 昭和4年-昭和5年』本編p331-332昭和ニュース事典編纂委員会 毎日コミュニケーションズ刊 1994年)
  4. ^ 咽頭癌が再発して重体『東京日日新聞』昭和5年5月13日(『昭和ニュース事典第2巻 昭和4年-昭和5年』本編p331 昭和ニュース事典編纂委員会 毎日コミュニケーションズ刊 1994年)
  5. ^ 岩井寛『作家の臨終・墓碑事典』(東京堂出版、1997年)205頁
  6. ^ 『図書館の窓』16巻9号(1977年9月1日)東大史料編纂所助教授・皆川完一の文。
  7. ^ 小林一郎『田山花袋研究 歴史小説時代より晩年』桜楓社、p821-
  8. ^ 坂本石創「その日の田山花袋」『人物評論』1933年9月
  9. ^ 文化人の碑”. 渋谷区. 2022年12月28日閲覧。
  10. ^ 「田舎教師」の舞台となったまち”. 羽生市. 2022年12月28日閲覧。
  11. ^ 他に「花袋麺」「田舎教師最中」もある。羽生市推奨品”. 羽生市観光協会. 2022年12月28日閲覧。
  12. ^ 郡山市が復元に成功 久米正雄撮影などの映像フィルム”. 福島民報 (2021年5月20日). 2021年6月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年4月17日閲覧。
  13. ^ 西崎雅夫 編『証言集 関東大震災の直後 朝鮮人と日本人』筑摩書房ちくま文庫(に-19-1)〉、2018年8月10日、151頁。ISBN 978-4-480-43536-1 


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