旺文社文庫
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1965年6月創刊から1987年まで、文庫本レーベルの旺文社文庫を刊行していた。内外の数多くの古典名作や純文学を中心に、旺文社らしい質の高いラインナップを揃えていた。当初は函入りで、全体に薄い黄緑色をしていた。別にハードカバーの特製版もあり、丈夫なため、町の図書館や学校の図書室などでよく見かけた。 表紙にはエジプトの象形文字とギリシャの神話の女神ペルセポネーがあしらわれている。 刊行が終了した時、当時は旺文社文庫でしか事実上入手不能な本も多かったため、『半七捕物帳』などに代表される人気作品のその後の出版権などを巡って、出版業界で騒動になった事でも知られる。 なお旺文社文庫で発行された赤尾 好夫の「若人におくることば」(ISBNコード : 9784017640015)がオンデマンド版として2021年現在も発売されており、旺文社文庫の唯一のものとなっている
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