白鳥山_(宮崎県)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 白鳥山_(宮崎県)の意味・解説 

白鳥山 (宮崎県)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/16 21:31 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動
白鳥山
白鳥山山頂と白紫池
標高 1,363 m
所在地 日本
宮崎県えびの市
位置 北緯31度57分23.7秒
東経130度50分17.1秒
座標: 北緯31度57分23.7秒 東経130度50分17.1秒
山系 霧島山
種類 複合火山
白鳥山の位置
プロジェクト 山
テンプレートを表示

白鳥山(しらとりやま、しらとりさん、はくちょうざん)は霧島山の北西部を構成する火山であり、宮崎県えびの市の南部に位置する。

山容

山頂南側に火口湖の白紫池、南東にマール六観音御池を擁する。北東に甑岳、南西に蝦野岳が隣接し南東にはえびの高原が広がっている。北斜面には白鳥神社や白鳥温泉があり、山裾は加久藤盆地に続いている。

北側斜面の標高1000メートル以下はスギヒノキの人工林となっているが、白鳥神社を経て六観音御池に至る参道沿いには自然林が残されている。北西側及び西側斜面の人工林にはアカマツも含まれる。自然林の植生は標高900メートル以下にイスノキウラジロガシ、標高900-1200メートルにコガクウツギモミ、標高1200メートル以上にシラキやブナが分布し山頂付近にはミヤマキリシマも見られる[1]

白鳥山は霧島火山群の北西部を構成する複合火山である。まず栗野岳の東側に重なるようにしてなだらかな山塊が形成され、続いて蝦野岳や獅子戸岳などの側火山がつくられた。その後、2万5000年前から1万8000年前の間に起きた白紫池や六観音御池の火山活動によって現在の山容となった[2][3]

歴史

959年天徳3年)、性空が修行のために白鳥山に入り白鳥神社を創建した。江戸時代には領主の島津氏がしばしば訪れている。

参考文献

  • えびの市郷土史編さん委員会編 『えびの市史 上巻』 宮崎県えびの市、1994年
  • 霧島山総合研究会編 『霧島山総合調査報告書』、1969年
  • 宮崎県総合博物館編・発行 『宮崎県総合博物館総合調査報告書 霧島山の動植物』、2004年

脚注

  1. ^ 河野耕三 「霧島山の植生」 『宮崎県総合博物館総合調査報告書』
  2. ^ 遠藤尚ほか 「火山灰層による霧島熔岩類の編年(試論)」 『霧島山総合調査報告書』
  3. ^ 井村隆介 「霧島火山の地質」UT_Repository 『地震研究所彙報 第69号』 東京大学地震研究所、1995年



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「白鳥山_(宮崎県)」の関連用語

白鳥山_(宮崎県)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



白鳥山_(宮崎県)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの白鳥山 (宮崎県) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS