御池
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/11/02 13:43 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動御池 | |
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![]() 高千穂峰と御池 | |
所在地 | 宮崎県都城市・高原町 |
面積 | 0.72 km2 |
周囲長 | 3.90 km |
最大水深 | 93.5 m |
水面の標高 | 305 m |
成因 | 火山湖(マール) |
淡水・汽水 | 淡水 |
湖沼型 | 貧栄養湖 |
透明度 | 3.1 m |
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御池(みいけ)は、宮崎県都城市と高原町との境界に存在する直径約1km、周囲3.9km、ほぼ円形の火口湖である。高千穂峰の威容を湖面に映している。
地理
水面の標高は305m、水深は93.5mあり、火口湖としては日本で最も深い。池から流出する川はない。森に囲まれており、池畔には「御池野鳥の森」と呼ばれる公園とキャンプ場がある。オシドリ、コガモ、トモエガモなどの水鳥が多く生息する[1]。
地質
御池は霧島火山群の火山活動の一つとして約4600年前[2]に起きたマグマ水蒸気爆発で形成された火口に水が溜まってできた。これは同火山群の歴史の中でもっとも大きな噴火であった[2]。火口爆発によって飛散した軽石が周辺の地層に残されており、御池軽石あるいは御池ボラと呼ばれている[2]。
歴史
池岸には松の港、軀瀬港、皇子港、創崎港、苅茅港、柳港、護摩壇港の七港があったとされ、神武天皇が幼少の頃、皇子港の水辺で遊んだという伝説がある。また、池畔で性空上人が護摩焚修行を行ったと伝えられ、池の9kmほど南東には性空上人が拓いたと言われる東霧島(つまきりしま)神社が、池の西北すぐ傍には霧島東(きりしまひがし)神社がある。霧島東神社の境内から池がきれいに見下ろせる。
当池で旧日本軍の手榴弾が付近より発見されたことがある[3]。
脚注
- ^ 宮崎県総合博物館編・発行 『宮崎県総合博物館総合調査報告書 霧島山の動植物』 2004年
- ^ a b c 出典 : ジオサイト - 霧島ジオパーク、2016年4月閲覧
- ^ 釣り人びっくり!旧日本軍の手りゅう弾見つかる 宮崎の御池(産経WEST、2016年12月17日)
関連項目
外部リンク
- ジオサイト - 霧島ジオパーク
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御池
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「江田神社 (宮崎市)」の記事における「御池」の解説
伊邪那岐尊が禊を行なったという池は神社の北東に位置し(北緯31度57分50.19秒 東経131度28分02.92秒 / 北緯31.9639417度 東経131.4674778度 / 31.9639417; 131.4674778 (御池(みそぎが池)))、「御池(みいけ)」または「みそぎが池」と呼ばれている。 みそぎ御殿
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