御池とは? わかりやすく解説

御池

読み方:オイケ(oike)

所在 新潟県相川町


御池

読み方:ミイケ(miike)

所在 宮崎県都城市


御池

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/28 07:48 UTC 版)

御池

高千穂峰と御池
所在地 宮崎県都城市高原町
面積 0.72 km2
周囲長 3.90 km
最大水深 93.5 m
水面の標高 305 m
成因 火山湖(マール)
淡水・汽水 淡水
湖沼型 貧栄養湖
透明度 3.1 m
プロジェクト 地形
テンプレートを表示
御池(1976年撮影)。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成
霧島火山群における
御池火山の位置

御池(みいけ)は、宮崎県都城市高原町との境界に存在する直径約1km[1]、周囲3.9km、ほぼ円形の火口湖である。高千穂峰の威容を湖面に映している。

地理

水面の標高は305m、水深は93.5mあり[1]、火口湖としては日本で最も深い。池から流出する川はない。森に囲まれており、池畔には「御池野鳥の森」と呼ばれる公園とキャンプ場がある。オシドリコガモトモエガモなどの水鳥が多く生息する[2]

地質

御池は霧島火山群火山活動の一つとして約4600年前[3]に起きたマグマ水蒸気爆発で形成された火口(マール)に水が溜まってできた。これは同火山群の歴史の中でもっとも大きな噴火であった[3]。火口爆発によって飛散した軽石が周辺の地層に残されており、御池軽石あるいは御池ボラと呼ばれている[3]

歴史

三国名勝図会『御池』

池岸には松の港、軀瀬港、皇子港、創崎港、苅茅港、柳港、護摩壇港の七港があったとされ、神武天皇が幼少の頃、皇子港の水辺で遊んだという伝説がある。また、池畔で性空上人が護摩焚修行を行ったと伝えられ、池の9kmほど南東には性空上人が拓いたと言われる東霧島(つまきりしま)神社が、池の西北すぐ傍には霧島東(きりしまひがし)神社がある。霧島東神社の境内から池がきれいに見下ろせる。

当池には、第二次世界大戦で日本の敗戦が決定的になったとき旧日本軍が敵軍に武器を奪われない様に当池の湖底に沈めて隠したとされる戦車や銃などの武器が沈んでいるという噂が存在する[1]。なお、当池で旧日本軍の手榴弾が付近より発見されたことが度々ある(近年では2006年[1]および2016年[4])。ちなみに、武器が発見された場合は都城市と高原町で協力して処理することになっているという[1]

当池付近は都城市と高原町の境界未定地となっており、解消のため両市町の間で幾度も協議が重ねられてきたが、未だに解決には至っていない[1]

脚注

  1. ^ a b c d e f 『日本全国 境界未定地の事典』(2019年2月10日、浅井建爾著、東京堂出版発行)186頁『宮崎県 都城市×高原町 天孫降臨伝説の高千穂峡に境界未定地が』より。
  2. ^ 宮崎県総合博物館編・発行 『宮崎県総合博物館総合調査報告書 霧島山の動植物』 2004年
  3. ^ a b c 出典 : ジオサイト - 霧島ジオパーク、2016年4月閲覧
  4. ^ 釣り人びっくり!旧日本軍の手りゅう弾見つかる 宮崎の御池(産経WEST、2016年12月17日)

関連項目

外部リンク


御池

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/07 16:03 UTC 版)

江田神社 (宮崎市)」の記事における「御池」の解説

伊邪那岐尊が禊を行なったという池は神社北東位置し北緯3157分50.19秒 東経13128分02.92秒 / 北緯31.9639417度 東経131.4674778度 / 31.9639417; 131.4674778 (御池(みそぎが池)))、「御池(みいけ)」または「みそぎが池」と呼ばれている。 みそぎ御殿

※この「御池」の解説は、「江田神社 (宮崎市)」の解説の一部です。
「御池」を含む「江田神社 (宮崎市)」の記事については、「江田神社 (宮崎市)」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「御池」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「御池」の関連用語

御池のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



御池のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの御池 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの江田神社 (宮崎市) (改訂履歴)、菊田神社 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS