新湯とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 言葉 > 状態 > > 新湯の意味・解説 

あら‐ゆ【新湯】

読み方:あらゆ

沸かしたばかりで、まだ人が入っていない風呂。さらゆ。「—は年寄りには毒だ」


さら‐ゆ【新湯/更湯】

読み方:さらゆ

沸かしたばかりで、まだだれも入らない風呂。あらゆ。「老人に—は毒だ」


しん‐ゆ【新湯】

読み方:しんゆ

沸かしたてで、まだ人が入っていない風呂また、その湯。あらゆ。さらゆ。


新湯

読み方:サラユ(sarayu), アラユ(arayu), シンユ(shinyu)

沸かしたばかりで、まだだれも入浴していない風呂


新湯

読み方:シンユ(shinyu)

所在 山形県上山市

地名辞典では2006年8月時点の情報を掲載しています。

〒999-3141  山形県上山市新湯

新湯

名字 読み方
新湯しんゆ
名字辞典では、珍しい名字を中心に扱っているため、一般的な名字の読み方とは異なる場合がございます。

新湯

読み方
新湯しんゆ

新湯

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/10 02:07 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動
新湯
所在地 富山県富山市有峰
位置
面積 0.0007 km2
周囲長 0.05 km
最大水深 5 m
平均水深 - m
水面の標高 1619 m
成因 火口湖
淡水・汽水 温泉
湖沼型 強酸性温泉
透明度 〜0.1 m
プロジェクト 地形
テンプレートを表示

新湯(しんゆ)は、富山県富山市立山カルデラ内に位置する。池の水は70°Cと極めて高温である。オパールの一種である玉滴石を産し、「新湯の玉滴石産地」として国の天然記念物となっている[1]

地理

立山カルデラにある4つの池の一つだが、高温の温泉が噴出するのはこの池のみである。火口湖である池の形は単純な円形をなし、池の面積は約700平方メートルで直径約30mの爆裂火口湖(マール)で、湧泉は滝として湯川に注いでいる。水面の位置は火口壁頂部より8mほど低い位置にある。火口壁跡のすり鉢状斜面は急壁のまま水面にまで達しているため、岸は滝口付近で1m程あるだけで、ほとんどないに等しい。

新湯の玉滴石

新湯自体は明治時代も現在もオパール粒子を産出し続けており、そこに産するオパールの種類はそれほ ど変わっていない。しかし、オパールの質は明治時代の方が透明感があり、産出量も多い。この違いは温泉の湧出量と湖水の量の変化が関係すると考えられる。湧出の勢いや量が衰えると共に産出するオパールのサイズが小さくなり、透明から不透明へと変化してきたのであれば、将来、さらに衰えた場合、プレシャスオパールの産出量が増える可能性が予想される。

2006年の調査で判明したオパールの堆積速度は1ヶ月に4.84 mmと、地質学的に見ると驚異的なスピードである。このペースは、年間に58mm、 100年で5m80cmである。鉱物の形成には何百万年かかっているとの認識を持つ人は意外と多いが、鉱物一般についていえることは、かなり短時間で形成された後、 長い時間保存されていると考えたほうがよいと考えられ、この立山玉滴石の生成はそれをリアルタイムで示す好例であると言える[2]

形成

火山の爆裂火口(マール)によって形成された。かつては隣にある刈込池と同じように冷水の池だったが、1858年安政5年)の飛越地震後に70°Cの温泉水が湧き出すようになったという。

生態

池の水は70度もの高温なので大型の生物は生息していない。

水質

新湯の温泉水は水温66度、pH3.04の強酸性で、ナトリウムイオン、塩化物イオン、硫酸イオン、メタケイ酸の濃度が、それぞれ171.9mg/L、156.3mg/L、321.6mg/L、386.7mg/Lと多かった。炭酸水素ナトリウムイオンやアルカリ金属イオンはほとんど含まなかった[3]

また、地上で溶けきれなくなった二酸化ケイ素が沈殿したりコロイド状になったりしている。新湯の池底の玉滴石は温泉の湯の華とも言うことが出来る。

入浴

この池(源泉)は高温なので入浴は難しいが、池の下側に掘られた湯舟があり、そちらは比較的低温なので入浴ができる。

湧泉は間欠泉であるが、通常は湧出量に若干の変化が見られる程度である。吉沢庄作の調査によると明治時代には3丈ほど吹き上がる様が報告されている。2005年の調査中にも、湧出口が水面より40 〜 50 cm湧き上がるところが観察されており、現在でも間欠泉であることが確認されている。オパール粒子については、現在でも湧泉中に産出されていることが確認できる。ガスの噴出もあり、湖底からは直径数センチメートルの気泡が断続的に観察されるが、火口壁の一部からは常に噴出しており、その噴気口は素手で直接触れることができない程熱い[2]

泉質

  • 酸性泉(低張性・強酸性・高温泉)
  • 含シリカ(二酸化ケイ素)
  • 源泉温度66度。
  • pH3.04

周囲

立山カルデラ内に泥鰌池多枝原池刈込池の3つの池があるが、いずれも冷水の池である。また、それらは成因が堰止湖とされている。

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ 立山カルデラの新湯”. 富山県立山カルデラ砂防博物館 (2019年8月16日). 2019年8月16日閲覧。
  2. ^ a b 立山温泉新湯のオパール調査報告 立山カルデラ研究紀要第8号、pp.1-4(2007)
  3. ^ 立山カルデラ内の温泉および湯川の主要溶存成分組成 立山カルデラ砂防博物館

参考文献

  • 『富山の地学紀行』 桂書房

外部リンク

関連項目



新湯

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/19 01:30 UTC 版)

四万温泉」の記事における「新湯」の解説

初代田村甚五郎四万村山口にて四万温泉湯宿初め設けた後、ややあって分家した孫の田村彦左衛門四万新湯に移り住み、この地でも湯宿開業した。これが新湯における温泉業始まりである。cf. 1565、#田村彦左衛門

※この「新湯」の解説は、「四万温泉」の解説の一部です。
「新湯」を含む「四万温泉」の記事については、「四万温泉」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「新湯」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



新湯と同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「新湯」の関連用語

新湯のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



新湯のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
日本郵政株式会社日本郵政株式会社
Copyright (C) 2025 JAPAN POST SERVICE Co.,Ltd. All Rights Reserved.
名字見聞録名字見聞録
copyright©1996-2025 SPECTRE all rights reserved.
EDRDGEDRDG
This page uses the JMnedict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの新湯 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの四万温泉 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS