覚満淵とは? わかりやすく解説

かくまんぶち【覚満淵】

読み方:かくまんぶち

群馬県中東部、赤城山山頂近くにある高層湿原標高1360メートル周囲約1キロメートル大沼(おの)・小沼(この)のほぼ中間位置する。ニッコウキスゲ・ミズバショウなど高山植物みられる


覚満淵

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/25 22:44 UTC 版)

覚満淵
所在地 群馬県前橋市富士見町赤城山大洞[1][2]
位置
周囲長 0.8[1] km
水面の標高 1,360[1] m
淡水・汽水 淡水
プロジェクト 地形
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覚満淵(かくまんぶち)は、群馬県前橋市富士見町赤城山にある湿原[1]赤城山の山頂付近、大沼の南東600メートルの位置にあり、小沼にも近い[3][4]標高は1,360メートル、周囲長は800メートルほどである[1]。「小さな尾瀬[1]、「小尾瀬」[5]とも言われる。

古くは湖であったが、覚満川を通じて水が大沼へ流出し、湿原となったもの[4]。「かつては大沼の一部であった」(引用[1])、「大昔は大沼とひとつの湖であった」(引用[5])といった説明がなされることもある。地名は平安時代の「覚満」という名の人物に由来する。比叡山延暦寺高僧であった彼が、当地で法会を行ったとされる[5]

当地では高山植物コケ植物が群生している[4]ミズバショウ(3月)、5月の新緑、初夏レンゲツツジ(6月)、紅葉(10月)が見所である[1][5]モウセンゴケニッコウキスゲも見られる[4]泥炭層の薄い場所は、ススキズミなどの低木林となっている[1]

湿原を一周する木道が敷設されており、付近の県立赤城公園ビジターセンターから徒歩30分間ほどで周遊できる。覚満淵を見下ろす鳥居峠の高台からは、遠く大沼まで見渡せる[1][5]

注釈・出典

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  1. ^ a b c d e f g h i j 群馬の観光情報 覚満淵”. 群馬県観光物産国際協会. 2017年2月2日閲覧。
  2. ^ 座標はジオロケータ― 日本語版にて「覚満淵」をキーワードに検索して得た(2016年10月10日閲覧)。
  3. ^ コトバンク 覚満淵(デジタル大辞泉)”. 2016年10月10日閲覧。
  4. ^ a b c d コトバンク 覚満淵(日本の地名がわかる事典)”. 2016年10月10日閲覧。
  5. ^ a b c d e 赤城の自然 覚満淵”. 群馬県・赤城山広域振興協議会 (2011年8月20日). 2016年10月10日閲覧。

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