流路の概要とは? わかりやすく解説

流路の概要

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/01/08 06:21 UTC 版)

沼尾川 (赤城山)」の記事における「流路の概要」の解説

一般に沼尾川水源赤城山山頂カルデラにある大沼赤城大沼)とされている。赤城大沼赤城山火山活動ともなって生まれた火口原湖で、赤城山山頂いくつかある火山性湖沼のなかではもっとも大きいものである赤城大沼水源は、そのほとんどが雨水湖底からの湧水である。このほかには幾筋かの小河川流入しており、火口原湖のひとつである覚満淵からくる覚満川などがある。 かつて赤城大沼覚満淵とは一体となっており、現在よりも大きかった(古大沼)。その湖水火口原東南端から東へ流出していた。その火口瀬には200メートルほどの落差があり、そこから東南流れて渡良瀬川注いでいた。のちに水位が下がると南西部湿原化し覚満淵わずかな水域として取り残されたものである現在の赤城大沼一年通して水位季節的変動ほとんどない沼尾川は、赤城大沼北西部位置する火口瀬から西へ流出し赤城山外輪山(鈴ヶ岳)を侵食して深い谷を形成しながら西麓流れる。下流にあたる旧赤城村深山地区(現渋川市赤城町深山)では、V字谷50メートルほどの深さ達する。 深山地区では、赤城山西側カルデラ深山カルデラ一帯からくる支流合流する沼尾川本流普段水量少ないが、降雨によって深山カルデラ雨水が集まることで増水する。 かつての川幅は、上流域で3メートルほど、下流域10メートルほどだったとされている。しかし1947年カスリーン台風による土石流川岸大きく削られ結果上流域川幅25メートル下流域では川幅100メートル以上と、約10倍に広がった下流域川床の幅は100メートルから500メートルほどであり、そこに小集落耕作地形成されている。津久田(旧敷島村合併により赤城村経て2006年以降渋川市津久田)で利根川合流する合流地点沼尾川左岸南側)の段丘の崖上には、かつて「津久田城」が築かれ戦国時代狩野氏居城だったと伝わる。天正壬午の乱1582年)では北条氏真田氏の両勢力の境に近く戦地となったという。城跡1967年昭和42年)からはじまった農業構造改善事業に伴う造成によって、ほとんど遺っていない

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流路の概要

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/09/02 03:09 UTC 版)

沼尾川 (榛名山)」の記事における「流路の概要」の解説

沼尾川水源は、榛名山山頂一帯にある。その山頂付近には溶岩ドームである榛名富士標高1390.3メートル)と、カルデラ湖である榛名湖湖面標高1084 m)がある。その外輪山榛名富士一帯榛名湖集まり、湖の北東端から火口瀬として北へ流れ出している。川は榛名湖温泉の脇を流れたあと、外輪山一座である烏帽子岳(1,363 m)とヶ岳(1,229 m)の間を北東流れ下る。約3キロメートル流れる間に標高400メートルあまりを流れ下っているが、五万石という山(標高1060.4 m)の西麓には弁天滝という落差6メートルほどの滝が懸かっている。榛名山一帯では滝は珍しい存在だが、滝壺までおりるルートはなく、見ることも難しい。 中流左岸旧東2006年合併により東吾妻町一部となる)は、榛名山北麓火山灰地で、かつては水の乏し地域だった。江戸時代沼尾川から引いて開拓が行われ、岡崎地区が拓かれた。 一方右岸には伊香保温泉がある。温泉街榛名山外輪山二ッ岳(1,344 m)や水沢山(別名・浅間山、1,194 m)、物聞山(901 m)の北の斜面地に形成されていて、沼尾川支流湯沢川、貫沢、物聞沢が温泉街流れている。これらの支流相馬山(1,411 m)の北に発している。ここは6世紀噴火の際の火口となった場所で、その火口直径が2キロメートル満たないためにカルデラの定義には合致しないものの、成因カルデラと同じ地形である。 これらの支流あわせたのち、沼尾川吾妻川に注ぐ。榛名湖からの流出口から吾妻川に注ぐまでのほぼ全長にわたり、沼尾川東吾妻町旧東)と渋川市(旧伊香保町)の市町村となっている。「伊香保川」「布川」の異称もある。

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