流路の変化
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/09 23:51 UTC 版)
「グリーン川 (ワシントン州)」の記事における「流路の変化」の解説
オーバーン付近では、レーニア山から流れてきたホワイト川(White River)と1キロほどの距離を隔てて並走する。 かつて、グリーン川とホワイト川はここで合流しており、合流後はホワイト川として北流していた。しかし、1906年にオーバーンで起きた大洪水のあと、ホワイト川の流路は南へ移り、ピュアラップ川(Puyallup River)に流れこむようになった。 現在はグリーン川は単独で北へ向きを変え、タックウィラ(Tukwila)へ向かう。 20世紀初頭まで、グリーン川はここでワシントン湖(Lake Washington)から流れてきたブラック川と合流していた。両者の合流後は「デュワミッシュ川」と呼ばれ、シアトルへ流れていた。 1916年に、ワシントン湖と海を結ぶ船舶運河(Lake Washington Ship Canal)が開削されると、湖の水位が9フィート(約2.7メートル)ほど低下し、その結果ブラック川は涸れてしまった。このため、いまでは川の合流があるわけではないが、かつての合流点から先はデュワミッシュ川とされている。 現在は、ホワイト川はオーバーンで南へ転じ、ピュラップ川に注ぎ、最終的にはタコマ市でコメンスメント湾(Commencement Bay)へ注いでいる。
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