じゅうさん‐こ〔ジフサン‐〕【十三湖】
十三湖
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十三湖(じゅうさんこ)は、青森県津軽半島北西部の日本海岸にある汽水湖である。地元津軽地区では「十三潟(じゅうさんがた)」とも呼ばれる。
- ^ 国土地理院 (2015年3月6日). “平成26年全国都道府県市区町村別面積調 湖沼面積” (PDF). 2015年3月8日閲覧。
- ^ 十三湖(じゅうさんこ)(青森県観光情報アプティネット)
- ^ 津軽十三湖の底質(堀内清司, 日本大学文理学部 自然科学研究所) (PDF)
- ^ a b 五所川原市の文化財 十三湊遺跡(五所川原市公式ホームページ)
- ^ a b c d e f 十三湊の「みなと文化」 (PDF) (石山晃子、一般財団法人 みなと総合研究財団)
- ^ 中世十三湊の歴史と安東水軍(五所川原観光情報局)
- ^ 村井章介・斉藤利男・小口雅史編 『北の環日本海世界』 山川出版社、2002年、ISBN 4634605309
- ^ 中野浩至 (2017年2月6日). “「十三湖しじみ」GI登録2品目 資源管理を評価”. 朝日新聞 (朝日新聞社): p. 朝刊 青森全県版
- ^ 十三湖名産 しじみ採り(市浦商工会)
- ^ しじみの一般開放区(「道の駅」十三湖高原トーサムグリーンパーク)
- ^ 中の島ブリッジパーク(五所川原市公式ホームページ)
- ^ 「十三 神明宮参拝のしおり」(十三神明宮社務所発行)
- ^ a b c 中世・十三湊 〈五所川原市〉(奥津軽の旅案内)
- ^ 朝もやの中で眠る遺跡(青森の魅力 2011年1月17日)
- ^ 観光案内:十三湖周辺(「道の駅」十三湖高原トーサムグリーンパーク)
- ^ バス路線の詳細については弘南バス公式サイトの「路線バスページ(五所川原管内)」および全国路線バス情報の「バス停検索」を参照。
十三湖
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/03 19:16 UTC 版)
川名 よみ 長さ(km) 流域面積(km2) (管理区間) 2.5 5.0 出典 岩木川 いわきがわ (国)(全区間) ○ ○ 十三湖 じゅうさんこ ○ ○ ├ せばと川 せばとがわ (県)合流地点より2.50km ├ 相内川 あいうちがわ 15.8 55.8 (県)合流地点より8.95km ○ ○ ├ 山田川 やまだがわ 約39 283.8 (県)合流地点より32.27km ○ ○ ├ 今泉川 いまいずみがわ 約14 30 (県)合流地点より6.00km ○ ○ ├ 昆布掛川 こんぶかけがわ (県)合流地点より1.20km ├ 鳥谷川 とりやがわ 約16 129.6 (県)合流地点より15.71km ○ ○ ├ 石川 ○ ├ 三本川 ○ │ └ 西川 ○ └ 馬鹿川 ○ 十三湖(じゅうさんこ)は岩木川の河口部の汽水湖である。かつては津軽平野のほぼ全域が海とつながる水域(古十三湖)だったが、縄文海進以後、徐々に陸地となり、最後に残ったのが十三湖である。「前潟」「東潟」などの異称もある。古代から中世にかけては十三湊と呼ばれる東北地方の主要港があった。一帯は1340年(興国元年)の津波で一度は壊滅したが、安東氏や津軽氏によって再興された。海とつながる河口部を水戸口と称するが、冬の季節風で毎年閉塞してしまい、これが十三湊の近代化の妨げとなった。 十三湖には津軽山地の北部(中山山地)などから発する支流が注ぐほか、岩木川が十三湖に注ぐ際に形成する三角州による分流が何筋も形成されており、石川、三本川、西川などがこれにあたる。冬に水戸口が閉じると、岩木川から注ぎこむ水によって十三湖の水位があがって氾濫し、周辺の発展を阻害してきた。このため排水路としていくつもの人工河川が築かれており、その一つが馬鹿川である。これはもともと十三湖への排水路として築かれたものだが、十三湖が増水するとかえってこの排水路から湖水が逆流してくることから馬鹿川と呼ばれるようになったものである。これらの川は、岩木川の河道改修の結果、いずれもいまは岩木川に直接接続されてはいない。このほか干拓によって「内潟」「大沼萢」などの周辺の低湿地・湖沼地帯も水田にかわり、湖そのものの水域も狭まっている。
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