こうやりゅうじん‐こくていこうえん〔カウヤリユウジンコクテイコウヱン〕【高野竜神国定公園】
高野龍神国定公園
奈良・和歌山県境の山地で、区域の北端に高野山、南端の日高川上流に龍神温泉がある。高野山は空海が開基した金剛峯寺(こんごうぶじ)のある、真言密教の霊地である。平成16年に世界文化遺産に登録された。
多数の伽藍や僧坊が集まり、周辺は宿坊や商店などが門前町をつくる。女人堂から山麓にかけては高野6木(コウヤマキ、マツ、スギ、ヒノキ、モミ、ツガ)をはじめとするうっそうたる森林があるが、これは長い時間をかけた人の影響の下に成立したものといわれる。
公園区域のほぼ中央には、この公園最高峰の護摩壇(ごまだん)山(1,372m)があり、山頂付近にはブナ林が残る。高野龍神スカイラインが公園内を縦貫して南北を結び、京阪神地区からの探勝に便利である。
高野龍神国定公園
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/03/13 15:12 UTC 版)
高野龍神国定公園 Kōya-Ryūjin Quasi-National Park |
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熊野古道の小辺路にある果無峠
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指定区域 | |
分類 | 国定公園 |
面積 | 19,198 ha[1] |
指定日 | 1967年3月23日[1] |
運営者 | 和歌山県、奈良県 |
公式サイト | 高野龍神国定公園 |
高野龍神国定公園(こうやりゅうじんこくていこうえん)は、和歌山県および奈良県の県境の山地を区域とする国定公園である[1]。1967年(昭和42年)3月23日に指定された[1]。
概要
国定公園内に位置する高野山は、古くから山岳仏教の聖地として知られた霊山で、一帯にはコウヤマキをはじめ、マツ、スギ、ヒノキ、ツガなどの常緑樹林で蔽われる、また落葉広葉樹林も多い。一方で林業も盛んであったために二次林も多い。稜線に沿って高野龍神スカイライン(1980年開通)が走っており[2]、高野山と龍神温泉をつなぐ。高野山は世界遺産に登録されているが、それ以前から多くの参拝客を集めていたため、公園利用者は多い。
概要
関係市町村
見所
脚注
関連項目
外部リンク
「高野竜神国定公園」の例文・使い方・用例・文例
- 高野竜神国定公園という国定公園
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固有名詞の分類
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