いびせきがはらようろう‐こくていこうえん〔イビせきがはらヤウラウコクテイコウヱン〕【揖斐関ヶ原養老国定公園】
揖斐関ヶ原養老国定公園
[揖斐峡]
西に向かう東海道新幹線が岐阜羽島を過ぎると、前方に急に山が迫ってきて、列車はその間の低地を縫うように近江盆地に向かう。この公園は、濃尾(のうび)平野の西を限るこの地域、つまり伊吹山地東部と養老山地の山岳、丘陵や渓谷と、関ヶ原古戦場や不破(ふわ)の関跡などの史跡を加えたものである。
北部は揖斐川上流域にあたり、飯盛(いいもり)山、妙法ヶ岳など標高700~1,000mの山地で、谷は深く、揖斐峡などの景勝がある。稜線にホンシャクナゲが多い。南部の養老山地は東斜面が急で西側はゆるやかであり、孝子伝説で知られる養老の滝や養老神社がある。ほかに区域内には谷汲山華厳(たにぐみけごん)寺、願成寺(がんじょうじ)古墳群などの史跡も多い。
揖斐関ヶ原養老国定公園
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/03/13 15:12 UTC 版)
揖斐関ヶ原養老国定公園(いびせきがはらようろうこくていこうえん)は、岐阜県南西部を区域とする国定公園である。1970年(昭和45年)12月28日に、愛知高原国定公園・室生赤目青山国定公園・大和青垣国定公園と同時に指定された[1]。
濃尾平野の北西外縁部の揖斐川一帯の渓谷、関ヶ原古戦場[1]、そして養老の滝で知られる養老渓谷を中心とした自然公園である。しかし、国土軸の自然を保護するため設けられた東海自然歩道構想に基づく典型的な国定公園であり、景勝地としての見所は少ない[要出典]。
公園内には歴史的な資産が多く、関ヶ原古戦場を始め、不破関跡、美濃国一宮の南宮大社、美濃の正倉院との異名をとる横蔵寺、西国三十三所の結願所である華厳寺などの見所がある。
養老の滝には非常に有名な孝行息子の物語が伝わっている。
地理
所在地
主な山
主な川
主な見所
- 横蔵寺(揖斐郡揖斐川町)
- 華厳寺(揖斐郡揖斐川町)
- 揖斐峡(揖斐郡揖斐川町)
- 高橋渓谷(揖斐郡揖斐川町)
- 霞間ヶ渓(揖斐郡池田町)
- 南宮大社(不破郡垂井町)
- 不破の滝(不破郡垂井町)
- 関ヶ原古戦場(不破郡関ケ原町)[1]
- 不破関跡(不破郡関ケ原町)
- 多良峡(大垣市)
- 養老の滝(養老郡養老町)
- 菊水泉(養老郡養老町)
脚注
関連項目
外部リンク
- 国定公園 - 岐阜県環境生活政策課(揖斐関ケ原養老国定公園の記載あり)
- 揖斐・関ケ原・養老国定公園について - 関ケ原町地域振興課
揖斐関ヶ原養老国定公園と同じ種類の言葉
国定公園に関連する言葉 | 室生赤目青山国定公園 愛知高原国定公園 揖斐関ヶ原養老国定公園 日南海岸国定公園 日豊海岸国定公園 |
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