楽器分類学
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/02 02:26 UTC 版)
楽器分類学(がっきぶんるいがく)は、楽器を体系的に分類するための学問である。比較音楽学の一部である比較楽器学を基礎とする。現在は、ザックス=ホルンボステル分類をもとに、体鳴楽器・膜鳴楽器・弦鳴楽器・気鳴楽器・電鳴楽器の5つに分類するのが一般的である。同じような意味で「楽器分類法」ということばが用いられることもあるが、こちらは学問的考察によらず、歴史的な経緯で用いられている分類を意味する場合が多い。
- ^ クルト・ザックス(著) 柿木吾郎(訳)『楽器の歴史[上/下]』全音楽譜出版社 1966年
- ^ 下中直也 編『音楽大事典』全6巻 平凡社 1981年:「管楽器」の項目など。管楽器のうち、リップ・リード式のものを金管楽器と呼び、それ以外のエアリード式とリード式の管楽器は木管楽器に分類される。
- ^ ザックスも『楽器の歴史』の中で、brass instrument という言葉は避けるべきであると述べている。
- ^ 小川堅二. “オカリーナの部屋”. 2006年10月7日閲覧。
- ^ Suimin. “オカリーナの小道”. 2006年10月7日閲覧。
- ^ 表記はザックスとホルンボステルによる論文の英訳版 (Von Hornbostel, Erich M.; Curt Sachs (March 1961). “Classification of Musical Instruments: Translated from the Original German by Anthony Baines and Klaus P. Wachsmann”. The Galpin Society Journal (Galpin Society) 14: 3–29. doi:10.2307/842168. JSTOR 842168.) に準ずる。
- ^ 下中直也 編『音楽大事典』など
- ^ 下中直也 編『音楽大事典』の「楽器学」の項目
- 1 楽器分類学とは
- 2 楽器分類学の概要
- 3 ザックス=ホルンボステル分類
- 4 関連項目
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