無調
無調
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/19 06:45 UTC 版)
シェーンベルクの作風は、初期においては後期ロマン派的であったが、その後の「第2期」においては調性が放棄され無調が指向される。『月に憑かれたピエロ』はシェーンベルクの「第2期」を代表する作品であり、ドイツのカバレット(キャバレー)文化を反映した表現主義的な曲付けが詩に生き生きとした生命力を吹き込んでいる。なお、シェーンベルクが「十二音技法」を確立するのは後年(1920年代以降)のことであり、この技法は本作品には用いられていない。 無調の作品ではあるが、音楽形式の面ではカノンやパッサカリア、自由対位法などの伝統的な形式も使われている。
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