キャバレーとは? わかりやすく解説

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キャバレー【(フランス)cabaret】

読み方:きゃばれー

居酒屋の意》ダンスホール舞台のある酒場。歌や踊りコントなどのショー演じられホステスサービスによって飲食ダンス楽しめる。もともとは現在の日本の形態と異なり19世紀末パリ発生し社会風刺含んだ歌や寸劇見せた場所。


キャバレー

作者林真理子

収載図書ローマの休日小説ロマンチック洋画劇場
出版社角川書店
刊行年月1989.7

収載図書ローマの休日小説ロマンチック洋画劇場
出版社角川書店
刊行年月1992.11
シリーズ名角川文庫


キャバレー

作者立松和平

収載図書楽土の家
出版社筑摩書房
刊行年月1990.6


キャバレー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/20 05:09 UTC 版)

ポスター『ムーラン・ルージュのラ・グーリュ』1891年 ロートレック

キャバレー: cabaret[† 1][† 2])とは、ダンスコメディショーなどパフォーマンスをする舞台のあるレストランナイトクラブのことである[1]

フランス

語源はオランダの「カブレット」と同じフランス語圏内のピカール方言である「カンブレット」と諸説あり、はっきりしていない。当初は「小部屋」と意味合いで使用されていたが、その小部屋で酒がよく飲まれていたことから、居酒屋の意味するものに変わっていく。パリモンマルトル界隈ではかつて19世紀1881年に、ロドルフ・サリスフランス語版によって開設され、伝説的な隆盛を見せた「ル・シャ・ノワール (黒猫)」と呼ばれるキャバレーがあり、エリック・サティパブロ・ピカソなど、モンマルトルに住む名だたる芸術家たちの若き日の溜まり場となった。現在も「オ・ラパン・アジル」をはじめ、ピアノアコーディオンなどの伴奏によるレトロなシャンソンを聴かせる往時の雰囲気を残すいくつかの小さなキャバレー(シャンソニエ)がある。

同様にパリ郊外の川沿いにはギャンゲットと呼ばれるレストラン兼ダンスホールがあり、19世紀から続いている。現在も年輩者をはじめ多くのパリ市民に親しまれている休日午後の娯楽となっている。

パリにはまた一方でムーラン・ルージュリドクレイジーホースなどのいわゆる高級キャバレーもあり、こちらは大規模な店内でトップレスの女性が舞台上でスペクタクルを繰り広げる(ただし決して卑猥なストリップショーではない)のが特徴である。歴史的にはフレンチカンカンが展開されたことでも有名である。

ドイツ語圏

ドイツ語圏におけるカバレット: das Kabarett)はニュアンスがやや違ってくる。オーストリアではカバレーという。カバレットとは、ドイツ語圏において、文学的なバラエティー・ショーのことである。シャンソン(カバレット・リート)を聞かせたり、寸劇・演芸を見せたりする場所であり、およびその作品のことでもある。その時の政治や政治家の言葉を比喩するカバレット(カバレー)も多い。

日本の「キャバレー」

日本における「キャバレー」は、本項とは異なったものとなっている。

また日本の風俗営業法での「キャバレー」は、ナイトクラブとは明確に別種として定義されている。

主なカバレティスト

ギャラリー - キャバレーの花形達

脚注

注釈

  1. ^ フランス語発音: [kabarɛ] カバレ、パリ周辺の発音[kabaʁɛ] キャバレ
  2. ^ イギリス英語発音:[ˈkæbəreɪ] キャバレイ、アメリカ英語発音:[ˌkæbəˈreɪ] キャバレイ

関連項目

外部リンク

  1. ^ ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典『キャバレー』 - コトバンク

キャバレー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/30 16:15 UTC 版)

日本ドリーム観光」の記事における「キャバレー」の解説

ユメノクニ1950年千日前大阪歌舞伎座5階開店したアルバイトサロン。元々は歌舞伎座観客用の大食堂終戦直後1945年10月6階アイススケート場占領軍向けの慰安所改装された。慰安所とはキャバレーの事であり、内務省通達で「占領軍向け慰安施設設置」が出されて、全国各地このような施設設置された。大阪でも特殊慰安所施設協会設立され会長松竹千土地副社長白井信太郎就任したため、大阪歌舞伎座白羽の矢立ったのである。この慰安所は「ドリームランド」と名付けられ朝鮮戦争勃発まで営業された。この慰安所閉鎖前後して慰安所と同じ大阪歌舞伎座5階開業したのが「ユメノクニ」であった。同店は一説にはアルバイトサロン嚆矢とされている。なお、アルバイトサロンとは酒場であり、飲食店一種で、現在のキャバクラに相当。一般的にはアルサロ略された。ホステスアルバイト公募していたため、学生会社員人妻多かった。(他説によればアルサロ第一号は「大劇サロン」(大阪劇場地下遊技場跡)とも言われるいずれにしても千土地経営であることに変わりはない。)チップ制の廃止明朗会計クリーンなイメージ打ち出した反面、暗い照明怪しげ雰囲気醸し出していた。これは顧客失望させない演出でもあったが、ホステス中には会社員多くバレないための工夫だったとも言える歌舞伎座改装時に向かいアシベ劇場内に移転1990年アシベ劇場取り壊しのため閉鎖された。接客用のキャッチコピー表看板新聞広告などで発表)が独特であった。これらのコピー支配人務めた磯田敏夫(織田作之助門人作家でもあった。)のアイデアだった。

※この「キャバレー」の解説は、「日本ドリーム観光」の解説の一部です。
「キャバレー」を含む「日本ドリーム観光」の記事については、「日本ドリーム観光」の概要を参照ください。

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キャバレー

出典:『Wiktionary』 (2021/08/04 09:33 UTC 版)

名詞

キャバレー

  1. ダンスをするホール舞台のある酒場

語源


「キャバレー」の例文・使い方・用例・文例

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