スタジオ・アウトテイクとは? わかりやすく解説

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スタジオ・アウトテイク(1962年 - 1970年)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/06 08:58 UTC 版)

ビートルズの海賊盤」の記事における「スタジオ・アウトテイク(1962年 - 1970年)」の解説

ビートルズのスタジオ・アウトテイクも数多く海賊盤になっており、アルバムプリーズ・プリーズ・ミー』のセッションのように1つセッション全体テープから、断片的なセッション一部、別ミックスアセテート盤音源まで、幅広い範囲のものが流通している。海賊盤収録され最初のスタジオ・アウトテイクは、1972年発売された『ホワイト・アルバムセッションからの未発表曲「ホワッツ・ザ・ニュー・メリー・ジェーン」である。これはジョン・レノン友人譲ったアセテート盤海賊盤業者渡り音源と成なっていた。1977年には「アイ・アム・ザ・ウォルラス」と「フール・オン・ザ・ヒル」のラフミックス海賊盤として発売された。これはラジオ・ルクセンブルク英語版)で放送されアセテート盤音源としている。 ビートルズ契約切れた1976年以降EMI将来発表備えて未発表音源整理開始したが、その際EMI内部編集した未発表入りカセット流出し、これが海賊盤音源となった収録されていたのは「リーヴ・マイ・キトゥン・アローン」(カバー曲)、「ワン・アフター・909」(1963年録音ヴァージョン)、「イフ・ユーヴ・ガット・トラブル」、「クリスマス・タイム」、「ザット・ミーンズ・ア・ロット」、「カム・アンド・ゲット・イット」、「ディグ・ア・ポニー」(未編集ヴァージョン)、「ゲット・バック・セッション」からのメドレー2つリップ・イット・アップ/Shake, Rattle and Roll」、「Not Fade Away/Bo Diddley」である。 1981年EMIエンジニア、ジョン・バレット(John Barrett)は、ビートルズ7年もの間に遺したテープ素材の完全な収集分類を任ぜられた。この作業2つ企画のためであった1つアビー・ロード・スタジオ一般公開下行われた、音と映像プレゼンテーションThe Beatles Live at Abbey Road」(1983年7月18日開始)、そしてもう1つアウトテイク集めたアルバムSessionsであった。『Sessions』には、それまで海賊盤として出回っていたカセット収録されていた曲に加え、「ノット・ギルティ」、「ホワッツ・ザ・ニュー・メリー・ジェーン」、「ハウ・ドゥ・ユー・ドゥ・イット」、「ベサメ・ムーチョ」、「Mailman, Bring Me No More Blues」、「ホワイル・マイ・ギター・ジェントリー・ウィープス」(デモ)、そして「オブ・ラ・ディ、オブ・ラ・ダ」と「君はいずこへ」の別テイク収録され予定であったアルバムの発表1985年計画されていたが、その後ビートルズメンバー拒否により発表見送られた。アビー・ロード・スタジオでのプレゼン参観者が盗み録りしたものや、流出したSessions』の促販用アセテート盤、おそらく企画準備段階流出したテープコピー海賊盤業者の手渡り、『Ultra Rare Trax』や『Unsurpassed Masters』といった海賊盤CDにこれらの楽曲収録された。これらの楽曲のほとんどは1995年1996年に、『ザ・ビートルズ・アンソロジー』に収録、公式に発表された。 スタジオ・アウトテイクの新発見は現在も続いている。2009年2月には、「レボリューション」テイク20のセッション・テープの1046秒の完全版が、海賊盤CDRevolution: Take... Your Knickers Off!』に収録発表された。これは記念碑的レコーディング称されているもので、5分にも及びフェード・アウト続き最後にレノンオノ・ヨーコ会話収録されている。

※この「スタジオ・アウトテイク(1962年 - 1970年)」の解説は、「ビートルズの海賊盤」の解説の一部です。
「スタジオ・アウトテイク(1962年 - 1970年)」を含む「ビートルズの海賊盤」の記事については、「ビートルズの海賊盤」の概要を参照ください。

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