オリジナル・アルバムCD化以降の作品
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「ビートルズの作品」の記事における「オリジナル・アルバムCD化以降の作品」の解説
パスト・マスターズ Vol.1 - Past Masters Vol.1(1988年) パスト・マスターズ Vol.2 - Past Masters Vol.2(1988年)英国オリジナル・アルバム未収録曲、レア・バージョンをまとめたシリーズ。CDアルバム未収録曲を補完する意味合いがある。同年に2作を1作品にまとめた『パスト・マスターズ』(英語: Past Masters Volumes 1 & 2)も発売された。 ザ・ビートルズ・ライヴ!! アット・ザ・BBC - The Beatles Live At The BBC (CD、アナログLPとも2枚組)(1994年、一時廃盤になっていたが2001年再発)BBC音源での初期のライブを収録し、ライブバンドとしてのビートルズの姿を伝える作品。海賊版対策を兼ねている。「ベイビー・イッツ・ユー」がシングル・カットされた。 ザ・ビートルズ・アンソロジー1〜3 - The Beatles Anthology (それぞれ、CDは2枚組、アナログLPは3枚組)(1995年〜1996年)1990年代のビートルズのアンソロジー・プロジェクトにより実現した、ライヴ・バージョン、未発表曲、リハーサルテイクなどを収録したシリーズ。目玉としてレノンが生前残した音源に3人が手を加えた「新曲」の発表が行われた。「BBC」同様、海賊版対策である。 ザ・ビートルズ・アンソロジー1 - Anthology 1(CDは2枚組、LPは3枚組)(1995年)1957年から1964年までの未発表音源と、ビートルズ名義の新曲「フリー・アズ・ア・バード」を収録。 ザ・ビートルズ・アンソロジー2 - Anthology 2(CDは2枚組、LPは3枚組)(1996年)1965年から1968年までの未発表音源と、ビートルズ名義の新曲「リアル・ラヴ」を収録。 ザ・ビートルズ・アンソロジー3 - Anthology 3(CDは2枚組、LPは3枚組)(1996年)1968年から1970年までの未発表音源を収録。こちらには新曲が収録されていない代わりに、ジョージ・マーティン作のオーケストラのインストゥルメンタルの「ア・ビギニング」を収録。 イエロー・サブマリン 〜ソングトラック〜 - Yellow Submarine Songtrack(CD、LP)(1999年)同名アニメーション映画の再発(DVD・ビデオ)に合わせ発表された、映画のナンバーを集めた新しいコンピレーション・アルバム。1969年に発表されたアルバム『イエロー・サブマリン』と収録曲が異なるほか、リミックスによって音質の向上と楽曲の現代的な再構築が試みられた。 ザ・ビートルズ1 - The Beatles 1(2000年)「英・米のチャートで1位になった曲をまとめた」というコンセプトで作られたベスト・アルバム。全世界で約2500万枚の売り上げがあり、現在も売り上げを伸ばし続けている。 赤盤、青盤と同様にデジタル・リマスタリングが施されているが、このアルバムの発売に際して新たにマスタリングし直したため、オリジナルCDや赤盤、青盤とも異なる音質・音量となっている。 2015年にはジャイルズ・マーティンによって大幅なリミックスが施され、バンド初のミュージック・ビデオ集と合体させた形式で発売された。 レット・イット・ビー...ネイキッド - Let It Be...Naked(CDは2枚組、アナログ盤は30cmLPと17cmEPのセット)(2003年)オリジナル・アルバム『レット・イット・ビー』から、フィル・スペクターによる編集やダビングを取り除き、未発表アルバム『ゲット・バック』での本来のテーマにそった形で再制作された作品。 ザ・ビートルズ '64 BOX - The Capitol Albums Vol.1(2004年)『ミート・ザ・ビートルズ』『ザ・ビートルズ・セカンド・アルバム』『サムシング・ニュー』『ビートルズ '65』の4枚の米国盤をリマスターした、紙ジャケットCDのボックス・セット。 ザ・ビートルズ '65 BOX - The Capitol Albums Vol.2(2005年)『ビートルズ VI』『ジ・アーリー・ビートルズ』『ヘルプ!(米国編集盤)』『ラバー・ソウル(米国編集盤)』の4枚の米国盤をリマスターした、紙ジャケットCDのボックスセット。 LOVE - Love(2006年)21世紀に入って2作目となる最新作。元はビートルズの楽曲を元にしたシルク・ドゥ・ソレイユのラスベガスでの常駐公演『LOVE』のために作られていたものであるが、正式にアルバム作品となることが確定。ビートルズにおいて初めて、リミックスを音質の調整ではなく作品の再構築の手段とした(一種のマッシュアップとも言える)アルバムとなる。通常盤(CD)とスペシャル・エディション(CD+DVD)が発売された。スペシャル・エディションDVDは、DVD-AudioとDVD music(映像を収録せず音声のみ収録のDVD-Video)のハイブリッドとなっており、ビートルズ作品初の映像を伴わない5.1chサラウンド音声での作品となった。 ザ・ビートルズ BOX - The Beatles Stereo Box(2009年)英国盤公式オリジナル・アルバム12作と米国編集盤『マジカル・ミステリー・ツアー』、これらのアルバムに収録されなかった楽曲が集めた編集盤『パスト・マスターズ』をコンパイルした作品。収録曲はいずれも2009年度改訂デジタル・マスターが使われている。 ザ・ビートルズ MONO BOX - The Beatles in Mono(2009年)『プリーズ・プリーズ・ミー』から『ザ・ビートルズ(ホワイト・アルバム)』までの英国盤公式オリジナル・アルバム8作品と米国編集盤『マジカル・ミステリー・ツアー』、これらのアルバムに収録されなかった楽曲及び未発表となっていたモノラル・ミックスを集めた編集盤『モノ・マスターズ』をコンパイルした作品で、『ザ・ビートルズ BOX』のモノラル・バージョンにあたる。 オン・エア〜ライヴ・アット・ザ・BBC Vol.2 - On Air – Live at the BBC Volume 2(2013年)BBCによる初期のライブ音源の第2弾。 THE U.S. BOX - The U.S. Albums(2013年)「キャピトルボックス」に未収録だった『ハード・デイズ・ナイト』『ザ・ビートルズ・ストーリー』『イエスタデイ・アンド・トゥデイ』『リボルバー』『ヘイ・ジュード』が初収録された。ただし、音源は2009年のステレオとモノのマスターに変更されている。後にバラ売りされたが『ザ・ビートルズ・ストーリー』のみバラ売りされなかった。 The Beatles Bootleg Recordings 1963(2013年)iTunesのみで発売された。1963年のスタジオ・アウトテイクとBBCライヴ・レコーディング音源で構成されている。 ミート・ザ・ビートルズ <JAPAN BOX> - The Japan Box(2014年)『ビートルズ!』『ビートルズNo.2!』『ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!』『ビートルズNo.5!』『ヘルプ!4人はアイドル』を紙ジャケと発売当時の帯を復刻したボックス。ただし、音源は2009年のステレオとモノのマスターに変更されている。 クリスマス・レコード・ボックス(2017年)ファンクラブ限定で配布されたソノシートを、アートワークを再現した上で7枚のカラー・シングル・レコードとして復刻させた作品。
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