オリジナル・ウエスト・エンド・プロダクション
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「マンマ・ミーア!」の記事における「オリジナル・ウエスト・エンド・プロダクション」の解説
1999年4月6日、ウエスト・エンドのプリンス・エドワード・シアターで開幕し、2004年6月9日から2012年9月までプリンス・オブ・ウェールズ・シアターで上演され、その後ノヴェロ・シアターに移行した。フィリダ・ロイドが演出、アンソニー・ヴァン・ラーストが振付を担当し、オリジナル・キャストにはシボーン・マカーシー、リサ・ストック、ヒルトン・マクレイが配役された。
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オリジナル・ウエスト・エンド・プロダクション
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「エビータ (ミュージカル)」の記事における「オリジナル・ウエスト・エンド・プロダクション」の解説
イギリスでは1976年のコンセプト・アルバム『Evita 』が『ジーザス・クライスト・スーパースター』を上回る好評を博し、ロイド・ウェバーはアメリカの著名な演出家ハロルド・プリンスに『エヴィータ』のアルバムを送り、舞台化への参加を要請した。プリンスは同意し、「葬式で始まるオペラはどの作品でも悪くない」と語ったが、多忙なため2年間は関わることができなかった。この頃ロイド・ウェバーとライスは曲のカット、短縮、新曲の追加、歌詞の書き直しなど作品のいくつかの部分をやり直していた。1978年初頭、プリンスのリハーサル開始準備が整った。5月、プリンスが参加した直後、チェのロック曲『The Lady's Got Potential 』の削除などいくつかの変更を提案した。プリンスはペロンが権力をつけていく様子を描く曲を要請してライスとロイド・ウェバーは、ペロンが最終的に残るまで陸軍将校たちが脱落していく椅子取りゲームの曲『The Art of the Possible 』を作曲した。 1978年6月21日、ウェストエンドのプリンス・エドワード劇場で初演され、3,176公演上演後の1986年2月18日に閉幕した。エレイン・ペイジがエヴィータ役、デイヴィッド・エセックスがチェ役、ジョス・アクランドがペロン役、ダイアナ・テリーがミストレス役に配役された。エヴィータ役には多数の候補者がいたが、アルバムでエヴィータ役であったジュリー・コヴィントンが降板し、ペイジが選ばれた。ハロルド・プリンスが演出、ラリー・フラーが振付、ロバート・スティグウッドがプロデュースを担当した。ペイジの後任はマーティ・ウェブ、ステファニー・ローレンス、ショバン・マカーシー(元ミストレス役)、ジャッキー・チャペル、そしてキャスリン・エヴァンズ、マリア・モーガンであった。 ペイジの休演中にウェブがエヴィータ役を演じ、プリンスはその後も引き継ぎまで週2回エヴィータ役を演じるよう説得した。この方法は閉幕まで続き、ウェブがエヴィータ役本役となった際、ローレンスが代役となった。ペイジの当初の代役であったミシェル・ブリーズはロンドン公演で本役となることはなかったが、のちにニュージーランド公演でエヴィータ役本役となった。スザンナ・フェロウズもエヴァ役代役であった。 チェ役のデイヴィッド・エセックスの後任にゲイリー・ボンドが就き、その後マガルディ役であったマーク・ライアンが就き、さらにマーティン・スミス、ジミー・キーンと続いた。ペロン役のジョス・アクランドの後任にはジョン・ターナー、オズ・クラーク 、ダニエル・ベンザリなどがいる。 『サンデー・タイムズ』紙のレビューでデレク・ジュエルは「とても素晴らしい」とし、ロイド・ウェバーの「意欲的な」音楽は「比類なき20世紀ミュージカル」で、ライスの歌詞は「鋭く機知に富んでいる」と記した。『タイムズ』紙のバーナード・レヴィンには好ましくなく、「台詞より歌が多いというだけでオペラの名を語った不愉快な作品」で「人生で最も不愉快な夜の1つとなった」と記した。 The Society of West End Theatre (S.W.E.T)のミュージカル作品賞、ペイジにミュージカル俳優賞が授与された。またこの賞にはプリンスが演出賞、エセックスがミュージカル俳優賞にノミネートされていた。 ティモシー・オブライアンとタジーナ・ファースは装置デザインでコラボレートした。舞台後方および横に足場つきのバルコニーが設置され、後方のスクリーンにプロジェクターで映像を映し出す小規模のものであった。マダム・タッソー館はペイジをモデルにエヴィータの蝋人形を製作し、冒頭の葬式のシーンの棺に入れられた。ディエゴ・リベラの壁画に影響を受け、プリンスはプロセニアム・アーチの側面にアルゼンチンの民衆の困難を描かせた。プリンスはコーラスやダンサーの当初の黒い衣裳を破棄させ、チャリティや古着屋に買いに行かせた。特徴的なバルコニーのシーンに登場するエヴァが着用している衣裳はエヴァ・ペロンが実際に所有していた白いドレスを基にしている。 1978年、『Evita: Original London Cast Recording 』がレコーディングされ、MCAレコードからリリースされた。 オリジナル・ロンドン・プロダクションはプリンス・エドワード・シアター閉幕後、マンチェスターのオペラ・ハウスに移行した。キャスリン・エヴァンズがエヴァ役、ジミー・キーンがチェ役、リタ・ジョーンズとジョン・バーがそれぞれの代役となった。
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