「フリー・アズ・ア・バード」
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「追憶 (唱歌)」の記事における「「フリー・アズ・ア・バード」」の解説
「フリー・アズ・ア・バード」は、アメリカ合衆国の詩人で、賛美歌の作詞作曲もしたメアリ・S・B・シンドラー(英語版)(旧姓:ダナ (Dana))が、スペインの旋律をもとに、旧約聖書の詩篇(第11篇)に基づいて作詞した賛美歌とされる。ただし、原曲となった具体的な楽曲は特定されていない。曲名は「鳥のように、(向こうの山に)飛んでゆけ」を意味する冒頭の1行から取られている。 Flee as a birdFlee as a bird to yon mountain,Thou who art weary of sin;Go to the clear flowing fountain,Where you may wash and be clean.Fly for th' avenger is near thee,Call, and the Saviour will hear thee,He on His bosom will bear thee;Oh, thou who art weary of sin.Oh, thou who art weary of sin.He will protect thee forever,Wipe every falling tear;He will forsake thee, Oh, never,Sheltered so tenderly there!Haste then, the hours are flying,Spend not the moments in sighing,Cease from your sorrow and crying,The Saviour will wipe ev'ry tear,The Saviour will wipe ev'ry tear. 1916年には、コントラルトのルイーズ・ホーマーがこの曲を録音している。 この曲は、セカンド・ラインとして知られるニューオーリンズにおける黒人の葬送の際によく演奏される楽曲でもあり、それを再現したジャズ・ミュージシャンによる演奏でもしばしば取り上げられ、ルイ・アームストロングやジョージ・ルイスから、ウィントン・マルサリスまで、様々な音楽家による録音がある。ジェリー・ロール・モートンは、1927年に発表した「デッド・マン・ブルース (Dead Man Blues)」の冒頭に、この曲からの引用を盛り込んでいる。
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