ケーナ【ケーナ】(草花類)
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登録番号 | 第4918号 |
登録年月日 | 1996年 2月 27日 | |
農林水産植物の種類 | アルストロメリア | |
登録品種の名称及びその読み | ケーナ よみ:ケーナ |
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品種登録の有効期限 | 15 年 | |
育成者権の消滅日 | 2005年 3月 1日 | |
品種登録者の名称 | 協和醗酵工業株式会社 | |
品種登録者の住所 | 東京都千代田区大手町一丁目6番1号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 五月女悦子 有馬康 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,出願者所有の無名系統どうしを交配して育成されたものであり,花色は側方外花被は鮮紫ピンクの地色に中央部が明赤紫,側方内花被は明赤紫の地色に中央部が明緑黄で,全体に暗赤紫の条線が入る鉢植え向き品種である。 倍数性は二倍体,草丈は極低,茎の太さは中,茎の色は淡緑である。葉の全形は披針形,長さは短,幅は中,色は濃緑である。開花の方向は水平,散形花序の分枝数は中,1分枝当たりの花数は中,花の長さ,縦径及び横径は中である。側方外花被全形は長倒卵形,内面の花色の模様はⅦ型,内面のAゾーンの色は鮮紫ピンク(JHS カラーチャート9504),Bゾーンの色は明赤紫(同9506),条線は無である。中央外花被全形は長倒卵形,内面の花色の模様はⅦ型,内面のAゾーンの色は鮮紫ピンク(同9504),Bゾーンの色は明赤紫(同9506),条線の数は極少,大きさは小,分布は縁のみである。側方内花被全形は倒披針形,内面の花色の模様はⅦ型,内面のAゾーンの色は明赤紫(同 9506),Bゾーンの色は明緑黄(同2704),条線の数は多,大きさは中,分布は全体,色は暗赤紫(同9510)である。中央内花被全形は倒披針形,内面の花色の模様はⅤ型,内面のAゾーンの色は明紫赤(同9706),Bゾーンの色は淡黄(同2503),Cゾーンの色は浅緑黄(同2703),条線の数及び大きさは中,分布は全体である。花糸の主な色は鮮紫ピンク(同9704),葯の色は緑褐(同2713),葯に対する柱頭の位置は葯より下位,開花の早晩は早である。 「ペレグリナ ロゼア」と比較して,葉の全形が披針形であること,側方外花被全形が長倒卵形であること,側方外花被の内面のAゾーンの色が鮮紫ピンクであること,側方内花被内面のAゾーンの色が明赤紫であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,昭和62年に出願者の温室(茨城県つくば市)において,出願者所有の無名系統どうしを交配し,その実生から選抜,以後,増殖を行いながら特性の調査を継続し,平成4年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
ケーナ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/24 13:34 UTC 版)
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ケーナ (quena[1]) は、南米ペルー、ボリビアなどが発祥の縦笛(気鳴管楽器)である。
構造
リードがなく、上部にあるU字またはV字型の切り込みによって歌口を形成する単純な構造の縦笛であり、日本の尺八、中国の洞簫と同じエアーリード式の木管楽器に分類される。
表側に数個と裏側に1個の指孔を有し、それらを直接指で塞ぐことにより演奏する。表側の指孔は、古くは3~4孔だったが、現在は西洋音階に対応するため、6孔が標準となっている。管尻は内径を細くした絞り構造となっており、同じ音域のストレート構造の笛に比べて短い。
材料
材料としては、もともとはカーニャと呼ばれる葦が用いられていた他、遺跡からの出土品には、動物の骨を使ったものも発見されている。現在は楽器としてある程度以上の水準のものは、葦よりも格段に硬い材質の竹(バンブー材)または木で作られることが多い。吹き込む息によって湿気を帯びること、また、材料の木で口がかぶれることもあるため、吹き口の部分だけ骨を使う場合もある。竹製のものは、いかにもケーナらしい哀愁を帯びた掠れた音色を奏でる特徴があるが、竹材による寸法のバラツキがあるため正確に調律するのが難しい。一方、木製のものは音程がかなり正確にできるが、音色はケーナというよりフルートに似たクリアな音色の印象を受ける。このように材質によって特質があることから、好みは分かれる。
学校教育用にプラスチック(ポリ塩化ビニル)で作られることもある。また、日本では女竹などを使って自作する人も多い。
日本人のケーナ制作者としては、大木岩夫、俳優の平泉成、それに演奏家でもある中田秀一などがいる。
音程と種類
最も一般的なサイズのケーナは、全長35~40cm、最低音がソ(アルトリコーダーより1音高い)で、フォルクローレの曲で多く用いられているト長調/ホ短調のメロディーを奏でるのに最も都合がよいように調律されている(通称「G管」と呼ぶ)。
最高音は理論的には4オクターブまで出るが、通常演奏される曲は概ね3オクターブのド、あるいはレまでの音域である(通常サイズのG管ケーナの場合)。また、半音は、ほとんどの場合、指穴を半分開けることで表現する。そのため、半音が多い曲では正確な音程を確保することは困難が伴う。
通常サイズのG管ケーナを基準として、これよりサイズの小さな高音のケーナをケニージャ、大きなサイズの低音のケーナをケナーチョと呼ぶ。よく使われるのは、G管ケーナより3音低い最低音レのもの(通称「D管」)で、最低音がファのもの(通称「F管」、アルトリコーダーと同じ)も使われることがある。
さらに低音域のものとして、通常のG管ケーナより1オクターブ低い(LowG管)ハチャケーナ(ママケーナともいう)が使われることもあるが、広い間隔の指孔をスムースに塞ぐことができる手の大きさが必要とされる。ケニージャの音域は、たいていの場合通常のG管ケーナでカバーできてしまうため、ケニージャが使われる頻度はあまり多くない。
運指はアルゼンチン式とボリビア式に分かれる。日本には、もともとアルゼンチン経由で紹介された経緯があるため、かつてはアルゼンチン式の運指で調律された楽器が多く入っていたが、現在輸入されている楽器はボリビア式の運指で調律されたものがほとんどを占める。ボリビア式は下から3番目の指孔が小さくなっており、シ~ド間が半音となるように作られているため、下から順番に指穴を開放していけばト長調/ホ短調の音階になる(G管の場合、下3つの指孔を開放した音がドとなる)。一方、アルゼンチン式は一番下の指孔と裏孔以外の指孔がほぼ同じ大きさとなっているため、シ~ド間(G管の場合)が半音となる音階とするためには下から2番目の指孔を閉じる必要がある。
指孔の塞ぎ方としては、裏孔を左手親指、表孔の上3つを左手人差し指、中指、薬指、下3つを右手人差し指、中指、薬指で押さえるのが一般的である。以前は、表孔を左手2つ(人差し指、中指)と右手4つ(人差し指、中指、薬指、小指)で押さえる演奏者が一部に存在したが、近年ではこの押さえ方はほとんど使われていない。
演奏
フォルクローレを演奏するとき、サンポーニャとともに主旋律を受け持つことが多い。大太鼓のボンボや弦楽器のチャランゴ、ギターなどと合わせての演奏が一般的である。楽器の構造が単純であるため、音色や表現は奏者の息づかいの表現力に強く依存する。演奏技術次第で音域を広げたり、音色を豊かにしたりすることが可能である。
演奏家
1970年代、日本に初めてフォルクローレが紹介されたのはアルゼンチン経由だったため、この時期に活躍したケーナ奏者はアルゼンチン人が中心である。
ペルー出身だがアルゼンチンで活躍したアントニオ・パントーハ、アルゼンチン人のウニャ・ラモスとラウル・メルカードの名が知られているほか、現在も活躍している奏者としては、ラウル・オラルテがいる。ボリビア人のケーナ奏者としては、ロランド・エンシーナス、ルーチョ・カブール、マルセロ・ペーニャ、エディ・リマなどの名が知られている。
日本人では、橋本仁、エルネスト河本、菱本幸二、岡田浩安、瀬木貴将、武田耕平、渡辺大輔、Ren、牧野翔、柳和男、勝野勉、山下Topo洋平、菅沼ユタカ、金子勲、YOSHIO、岩川光、高山直敏、それに俳優でもある田中健などがいる。
脚注
- ^ “MOXEÑO o MOSEÑO”. www.kaypacha.com.ar. www.kaypacha.com.ar. 2021年11月5日閲覧。
関連項目
外部リンク
ケーナ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/09/09 15:48 UTC 版)
ルビーウルフと一緒に育てられた、砂色の体毛のメス狼。ルビーの養母・ヴィアンカの曾孫に当たり、とても細やかな性格。
※この「ケーナ」の解説は、「紅牙のルビーウルフ」の解説の一部です。
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ケーナ
「ケーナ」の例文・使い方・用例・文例
- ケーナという楽器
ケーナと同じ種類の言葉
固有名詞の分類
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