ボンゴ【(スペイン)bongó】
ボンゴ【bongo】
ぼん‐ご【×梵語】
ボンゴ [bongo]
ボンゴ
ボンゴ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/05/01 00:01 UTC 版)
ボンゴ(bongo、bongos、bongo drums)は、打楽器(膜鳴楽器)の一種で、小型の片面太鼓のこと。必須条件ではないが、多くは深さが同じで口径の異なる大小2つの太鼓が連結されている。
概要
ボンゴの高さは20センチ(8インチ)、直径は20センチから25センチ(10インチ)である。[1][2][3]元来キューバの民族楽器でラテン音楽に重用されているが、同じくキューバの民族楽器であるコンガやティンバレスなどと同様に、現在では多くのポピュラー音楽でそのサウンドを確認することができる。
多くのボンゴは2つの大小の太鼓が連結されており、口径の小さい方がマッチョ(macho、スペイン語で男性の意)、大きい方がエンブラ(hembra、スペイン語で女性の意)と呼ばれる。 演奏者や演奏されるジャンルにもよるが、マッチョはエンブラに比べて非常に高音にチューニングされることが一般的である。英語ではボンゴ全体をbongosやbongo drumsと複数形で示し、マッチョはsmall bongo、エンブラはlarge bongoと単数で示す。一台のボンゴをペアと数える場合がある。少数ではあるが、一個の太鼓によるボンゴがある。LP社では3つの太鼓を連結したボンゴも製造している。
奏法
なお、サルサなどのラテン音楽では、ボンゴ奏者は曲の盛り上がりによりカンパナ(campana)と呼ばれるカウベルに持ち替えてリズムを牽引することもある[4]。 伝統的な演奏スタイルは椅子に座りエンブラを利き手側に股に挟んで素手で演奏する。座奏立奏ともにスタンドを用いて演奏することもできる。コンガやドラムセットなど他の楽器に組み込んでの演奏も一般的である。 また、素手ではなくスティック(桴)を用いての演奏もしばしば行われる。スティックを用いると、素手で演奏するときと異なる音色を得ることができる。
コンガと同様に頑丈であるためシェルをスティックで叩いて音を出すこともできる。サルサプレーヤーがボンゴを床に落として演奏できるように強化された鋼鉄のベアリングエッジやポリアミド繊維を使い鉄より強度を上げたボンゴもLP(Latin Percussion / ラテンパーカッション)社によって作られている。「アパッチ」を演奏したインクレディブル・ボンゴ・バンドは、ジャマイカ出身のDJクール・ハークが母国で購入したレコードをアメリカのブロック・パーティーでかけ、シュガーヒル・ギャングらが使用して有名になっている。[5]
機材/スタンド
伝統的なボンゴは木製の胴(シェル)に皮のヘッドが張られている。初期のボンゴはヘッドが胴に直接固定されており、ピッチ調整をする場合は固形燃料ストーブで熱して行っていた。その後ピッチをラグとナットで調整できるようになり、ナットをレンチで回転させるだけでピッチ調整ができる。入門機種では初期のボンゴと同じように調整要素がない[6]。また、ラグではなく通常のドラムと同じテンションを用い、胴も直線の物をソナー社(Sonor)が製作している。この場合、レンチではなくドラムのチューニングキーでピッチを調整する。
LP社は自社の木製ボンゴである「LP Galaxy Giovanni シリーズ・ウッドボンゴ」を、最高の木製ボンゴとしている[7]。皮製のヘッドで上位機種の物は「選別された生皮成形のヘッド」と区別している。ヘッドの材質は皮以外にもプラスチック製の物もあり、LP社やエヴァンズ、レモなどから販売されている。ファイバーグラスを使った胴もある。LP社はケブラー(ポリアミド繊維)の胴を製造し、地元のクラブや最大のアリーナやスタジアムでのプレーの厳しさに耐えるための最大の強度と耐久性を提供としている。また、鉄の2倍の強度を持たせていると表示している。
立奏やドラムセットなどに組み込む場合はスタンドを使用する。[8]座奏でも足に挟まずにスタンドを使う場合がある。伝統的なスタンドはボンゴの左右をつなぐ「センターブロック」と呼ばれる部分に穴を開けてスタンドを固定する。
有名な奏者
プロの個人とグループ両方を記載
アマチュア奏者
- リチャード・P・ファインマン - 科学者として有名だが、それを伏せて演奏を行いパリで行われたバレエの国際コンテストで2等を取っている。
ボンゴを製造しているメーカー
脚注
出典
- ↑ Wacker, Jonathan. “Bongo drums”. In Shepherd, John (英語). Continuum Encyclopedia of Popular Music of the World: Volume II: Performance and Production. London, UK: Bloomsbury. p. 351. ISBN 9780826463227
- ↑ Warden, Nolan. “Bongó” (英語). Encyclopedia of Latin American Popular Music. ABC-CLIO. pp. 52–53. ISBN 9780313087943
- ↑ Ortiz, Fernando (スペイン語). Nuevo catauro de cubanismos. Editorial de Ciencias Sociales. p. 82
- ↑ 途中でボンゴからカンパナに持ち替えを行う
- ↑ RARE GROOVE p.150 シンコー・ミュージック
- ↑ レモのプレチューンドボンゴなど。Bongo
- ↑ 輸入元のモリダイラ楽器の説明。LP Bongo
- ↑ ボンゴスタンド 2026年5月1日閲覧
関連項目
外部リンク
ボンゴ
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「アゲハを追うモノたち」の記事における「ボンゴ」の解説
凛子(アゲハ)が所属する芸能事務所「夕陽エージェンシー」の社長で、アフロヘアーの黒人男性。オカマ言葉で話す。
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