民俗音楽とは? わかりやすく解説

民俗音楽

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/10/22 01:36 UTC 版)

民俗音楽(みんぞくおんがく、 folk music、 Volksmusik、 musique folklorique)は、職業音楽家存在する階層化社会において、民衆のあいだで口頭伝承されてきた音楽を指す言葉である[1]


  1. ^ 音楽之友社『新編 音楽中辞典』の「民俗音楽」の項。
  2. ^ 平凡社『世界大百科事典』の「民俗音楽」「民謡」の項。
  3. ^ a b 平凡社『世界大百科事典』の「ポピュラー音楽」の項。
  4. ^ 平凡社『世界大百科事典』の「民謡」の項。


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民俗音楽

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/08/20 03:04 UTC 版)

アルバニアの民俗舞踊」の記事における「民俗音楽」の解説

アルバニア音楽は、アルバニア国民と、国外アルバニア人たち(英語版)に結びついている音楽長い伝統持ち北部ゲグ人(英語版地域から南部トスク人地域わたって地域ごとの多様性知られている。過去長きにわたる激動歴史影響の下、音楽国民アイデンティティ不可欠な部分であり、農村僻地山々に住む中で、その文化保持してきた。多様なアルバニアの民俗音楽には、モノフォニーポリフォニーテクスチュアアンティフォナ合唱器楽声楽などがあり、各地域に、アルバニアの歴史アルバニア語アルバニア文化反映した独特の音楽的伝統があるポリフォニーの歌と歌の形式は主に南アルバニア見られ北部では主にモノフォニーである。アルバニアのアイソ・ポリフォニー(英語版)(同音多声合唱)は、UNESCO世界無形遺産登録されている。Gjirokastër National Folklore Festival英語版) はジロカストラ5年ごとに開催され伝統的なアルバニア音楽披露する重要な機会である。

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民俗音楽

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/09 18:23 UTC 版)

赤道ギニアの音楽」の記事における「民俗音楽」の解説

最大民族ファン人であるが、多数ブビ人少数のビシオ人、ブイエバ人、ンドウェ人、コンベ人、そしてアンノボン島民が存在するファン人ツィターハープクロスしたムベト(mvet)で知られる。ムベトは15コードにまで及んでいる。この楽器の準球状部分は竹から作られ、弦は繊維によって結び付けられている。ムベトによる音楽はベボム・ムベト社会手ほどき受けた記譜法によってのみ書かれる音楽典型的なリフレイン形式伴ったコールアンドレスポンス太鼓交流よる。エイ・モアン・ンドングやオバマ民族様式一般化させようとしている。 バレーレーときわどいイバンガは赤道ギニア舞踊の中で特筆されるべき二つであり、これらの多くサンサシロフォン太鼓ツィター、バウ・ハープなどの楽器から成る3人か4人の楽団を伴う。 もう一つポピュラー楽器獣皮覆われた木の箱、タム=タムである。この中央では、竹のキー音楽スケールを完全にするためにインストールされている。第二様式タム=タム音楽キーレベル二つ違い一般的に木製楽器動物画像幾何学的な絵で装飾される太鼓獣皮覆われ動物の絵が描かれる

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民俗音楽

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/04 00:46 UTC 版)

アメリカ合衆国の音楽」の記事における「民俗音楽」の解説

アメリカにおける民俗音楽には、数々民族グループごとの多様性がある。インディアン各部族それぞれ多種多様な民俗音楽を演奏しており、その大半は自然の精霊についての曲である。ブラック・ミュージックにはブルースゴスペルなどがあり、これらは奴隷たちがアメリカもたらし西ヨーロッパ音楽との混交果たしたのである植民地時代には、イングランド音楽フランス音楽スペインの音楽技法楽器南北アメリカ大陸もたらされた。20世紀初頭のアメリカは、チェコポルカ、ウクライナ・ポーランドのフィドル奏法、アシュケナジムユダヤ人のクレズマー各種ラテン音楽など、世界中の民俗音楽の中心地となっていた。 現在アメリカ合衆国がある土地最初に民俗音楽を演奏したのはインディアンである。用いたスタイル技法は様々であったが、和音ポリフォニー使われないこと、間投詞下り旋律使用などの特徴は、ほとんど全てのインディアン部族共通している。伝統的な楽器編成は、笛と、太鼓・ラトル・シェイカーなどの様々な打楽器からなるヨーロッパ・アフリカとの接触確立されてからは、インディアンの民俗音楽は、ヨーロッパフォークダンステハーノ音楽といった、まったく異なった音楽スタイル融合する新たな方向成長始めた近代インディアン音楽に関してもっとも有名なのはパウワウで、これは伝統的なスタイル踊り音楽催される部族超えた集会である。 "Bice'waan Song" オマハ族伝統的な求愛の歌(1987年録音) "On the Old Kissimmee Prairie" イギリス音楽(1940年フロリダにて録音) "Dollar Mamie" ミシシッピ州刑務所の、鍬仕事労働歌(1939年) "Caminode San Antonio" コリード(1939年テキサス州ブラウンズビル にて録音) "Cotton-Eyed Joe" コットンアイジョーアメリカ合衆国南部では最も有名な民俗音楽・ラインダンス。 (1939年録音) これらの音声映像がうまく視聴できない場合は、Help:音声動画の再生ご覧くださいアメリカ13植民地は、いずれも元々はイギリス帝国領土だったため、アングロ・サクソン文化アメリカの民俗音楽・ポピュラー音楽主な土台となったアメリカ民謡には、イギリス民謡同一の曲に新しい歌詞をつけたもの多くあり、歌詞元素材のパロディとなっていることもしばしばである。アメリカアングロサクソン系音楽は、五音音階メロディ少ないこと、伴奏目立たない(一方でドローン多用している)こと、長調が多いことなどが比較上の特徴として挙げられる。他にもアメリカアングロサクソン系伝統的な音楽には、様々なブロードサイド (broadside)、滑稽話、ほら話鉱山労働海難事故殺人などにまつわる受難歌など含まれている。ジョー・マガラック (Joe Magarac)、ジョン・ヘンリージェシー・ジェイムズといった伝説上のヒーロー盛り込まれた歌も多い。イギリス由来フォークダンスには、アメリカ伝わったカドリーユに、ダンサー指示与えコーラー英語版)の発明加わって生まれたスクウェアダンスなどがある。18世紀イングランドから移民してきた、いわゆるシェーカー教徒英語版)と呼ばれる宗教コミューンは、独自のフォークダンススタイル作った。彼らの初期の歌の起源は、イギリスの民俗音楽をそのひな型にしていると考えられるアメリカ合衆国の初期においてそれぞれ独自の音楽文化育てていった宗教組織の例は、この他にもアーミッシュ音楽 (Amish music)、ハーモニー協会 (Harmony Society)、ペンシルベニアのエフラタ修道院 (Ephrata Cloister)などがある。 今日アフリカ系アメリカ人祖先多く奴隷としてアメリカ連れてこられ、主に南部プランテーション働いていた。この西アフリカ中の数百部族出身者たちは、渡来とともにボーカルコールアンドレスポンス複合的なリズムシンコペーションアクセント遷移といった西アフリカ音楽特色アメリカもたらしたリズミカルな歌唱ダンス重点を置くアフリカ音楽新世界持ち込まれ、そこで独自の民俗音楽文化一部となったことは、アフリカ出身者が「昔の音楽通じてコミュニティ維持する一助となったアメリカにおける初期奴隷労働歌やフィールドハラー (field holler)を歌いキリスト教化の後は聖歌歌った19世紀起こった大覚醒では、国中人々信仰熱を上げることとなったが、これは特に南部の人々の心をとらえた。主にニューイングランド牧師書いたプロテスタント聖歌は、南部敬虔なキリスト教徒の間で開かれたキャンプ集会 (camp meeting) の目玉ともなった黒人たちによってアレンジされたこれらの聖歌はネグロ・スピリチュアルと呼ばれた。これらのスピリチュアル労働歌・フィールドハラーから、ブルース・ジャズ・ゴスペルが生まれたのである

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民俗音楽

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ブルガリアの音楽」の記事における「民俗音楽」の解説

ブルガリア伝統音楽ドブルジャソフィアロドピピリン・マケドニアトラキアドナウ川といった地方ごとに特色のあるものである祝祭日や、結婚式パーティーなどではブルガリア伝統音楽をよく耳にすることが出来る。 もっとも代表的な伝統音楽オーケストラは、フィリップ・クーテフ(Филип Кутев / Filip Kutev、Philip Koutev)の率いソフィア国立合唱団であろう。クーテフはこんにちブルガリア国立放送合唱団創設した。同合唱団による作品は「Le Mystère des Voix Bulgares」と名づけられ、国際的に知られている。クーテフは多く合唱団創設し、うちTrio Bulgarka(Yanka Roupkina, Eva Georgieva, Stoyanka Boneva)などは、「Le Mystère des Voix Bulgares」に含まれている。そのブルガリア女声合唱団の特徴的な点として、その独特のリズムハーモニーポリフォニー長二度などの音程多用、そして特にソフィアピリン地方楽曲によく見られるハチ音のような不協和音がある。 共産党政権支配下では、幾らかミュージシャン国家による支援の枠外活動していた。結婚式などで頻繁に演奏されるジプシー・ブラス支援の対象外となっていた。これは1986年まで完全に地下潜伏状態であったが、スタンボロヴォで音楽フェスティバル2年1度開かれるようになって以来トラキア地方はこのジャンル音楽重要な拠点となったSever、Trakiîski Solisti、Shoumen、Juzhni Vetarや、クラリネット奏者イヴォ・パパゾフらが大変有名になった。

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民俗音楽

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カーボベルデの音楽」の記事における「民俗音楽」の解説

アフリカの影響強く受けたソタヴェント諸島ではアフリカ色が強いバトゥーケ、フィナソン、フナナ、タバンカなどリズム重視したジャンル好まれるのに対しポルトガル影響強かったバルラヴェント諸島ではヴァイオリンポルトガル・ギターカヴァキーニョなどを使用したモルナやコライデイラのようなメロディー重視したジャンル好まれる傾向存在する

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