groove
「groove」とは・「groove」の意味
「groove」とは、英語で「溝」や「槽」といった意味を持つ単語である。また、音楽の分野では「リズム」や「感覚」を表す言葉としても使われる。さらに、一般的な会話では、何かに夢中になっている状態や、リズムに乗っている感覚を表現する際に用いられることがある。「groove」の発音・読み方
「groove」の発音は、IPA表記ではアメリカ英語で /grúːv/、イギリス英語で /ɡɹʊuv/ となる。日本語では、「グルーヴ」と表記されることが多い。「groove」の語源・由来
「groove」は、古英語の「grōf」(溝、掘る)が語源である。中英語では「grove」という形に変化し、現代英語では「groove」となっている。「groove」の類語
「groove」の類語としては、「channel」「furrow」「trench」などが挙げられる。これらの単語も「溝」や「槽」といった意味を持つが、それぞれニュアンスや用途が異なる。「groove」を含む用語・関連する用語
「grooveミュージック」とは
「grooveミュージック」とは、マイクロソフトが提供していた音楽ストリーミングサービスである。2015年にリリースされ、2018年にサービスが終了した。「groove感」とは
「groove感」とは、音楽においてリズムやビートが心地よく感じられる状態を指す。演奏者や聴衆が音楽に没頭し、一体感を感じることができる。「groove領域」とは
「groove領域」とは、ディスク状の記録媒体(CDやDVDなど)において、データが記録される溝の部分を指す。「groove(床暖房)」とは
「groove」という言葉は、床暖房システムの名称としても使われることがある。床下に設置されたパイプを通じて温水が流れ、床全体を暖める仕組みである。「株式会社groove」とは
「株式会社groove」とは、日本の企業で、ウェブサイト制作やシステム開発、デザインなどのサービスを提供している。「in my groove」とは
「in my groove」とは、自分のリズムやペースで物事を進めている状態を表す表現である。「in the groove」とは
「in the groove」とは、調子が良く、物事がスムーズに進んでいる状態を指す。「groove」の使い方・例文
1. The groove on the record helps the needle to stay in place.(レコードの溝が針を定位置に保つ役割を果たす。)2. The band had a great groove going during their performance.(バンドは演奏中、素晴らしいグルーヴ感を醸し出していた。)
3. The carpenter cut a groove in the wood to fit the pieces together.(大工は木材に溝を切り、部品を組み合わせるための準備をした。)
4. The groove in the door allows the sliding panel to move smoothly.(ドアの溝がスライドパネルがスムーズに動くのを助ける。)
5. The drummer's groove really got the audience dancing.(ドラマーのグルーヴ感が観客を踊らせた。)
6. The groove in the key fits into the lock mechanism.(鍵の溝が錠前の機構に合う。)
7. The guitarist found his groove and played an amazing solo.(ギタリストは自分のグルーヴを見つけ、素晴らしいソロを演奏した。)
8. The machine has a groove to guide the fabric through.(その機械には布を通すための溝がある。)
9. The dancers moved in perfect harmony with the groove of the music.(ダンサーたちは音楽のグルーヴに完璧に合わせて動いた。)
10. The groove in the wheel allows the belt to stay in place.(車輪の溝がベルトを定位置に保つ役割を果たす。)
グルーヴ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/10/09 23:08 UTC 版)
グルーヴ(groove)とは、アフリカ系アメリカ人の音楽に由来する音楽用語。推進力のあるリズムの中でパターンが変化することによって生まれる効果や"感触"、「スウィング」の感覚である[1]。
とりわけ、音楽によって足踏みやダンスなどの本能的な反応を引き起こし、聴衆を音楽へ参加させる場合にこの用語が用いられる[2][3][4]。
語源は(アナログ)レコード盤の音楽を記録した溝を指す言葉で[5]、波、うねりの感じからジャズ、ファンク、ソウル、R&Bなどブラックミュージックの音楽・演奏に関する表現に転じた言葉である。
現在は、素晴らしい演奏を表す形容詞(グルーヴィー,groovy)として用いられるほか、音楽のスタイル(例:レア・グルーヴ,Rare Groove)、リズムパターン(例:エイスノートグルーヴ,8th note Groove)を指す用語としてポピュラー音楽全般で用いられる[6]。
理論的分析
グルーヴを構成する要素としてはリズムやテンポ、シンコペーション、アーティキュレーションなどが挙げられ、主にリズム体(ベース、ドラムス、パーカッションなど)を対象とした概念である(例:グルーヴィーなドラミング、など)。「ノリ」(乗り)を表す言葉である。ジャンルによって感じるグルーヴは様々で、グルーヴ感の会得は、演奏者にとって必要不可欠な要素のひとつである。
音楽理論でリズムの基礎を学ぶ際はまず、4/4拍子の場合は、一小節全てを占める音符を全音符と言い、その半分が二分音符、そのさらに半分が四分音符、といったように数学的に割り切れるものを拍子と考える。多くのポピュラー音楽の4/4拍子の楽曲では、2拍目と4拍目にスネアドラムによってアクセントがおかれることが一般的だが、曲調や演奏時のノリによってスネアドラムの2、4拍目のアクセントが数学的なその位置よりも微かに前や後に置かれる事がある。どの程度先走るか、遅らせるかは楽曲により、ジャンルにより、ミュージシャンにより、またその場の状況によって違ってくる。遅れ方が大きいほど、ミュージシャンの間では「重い」などと表現する。演奏家同士がアンサンブルを行う際は、お互いにこのズレを読み合ってバンドとしての「ノリ」を作り出すのである[7]。
この2、4拍目のスネアの微妙な位置というのも、グルーヴの構成要素のごく一部に過ぎない。打点のズレ、時間差だけでなく、刻んだ音のどこにアクセントを置くか、音の大小の違いでも、グルーヴは生まれる。このように、数学だけでは割り切れないリズムの要素、リズムの感覚全体を指してグルーヴと呼ぶ[7]。
日本におけるグルーヴの研究には、Kawase and Eguchi (2010)[8]や河瀬他(2001)、河瀬他(2003)の例がある。彼らの論文は、グルーヴの概念の総括と、グルーヴの定量的測定を、聴取実験と演奏実験を通して行っている。以下の4点が彼らの研究の主な結果である。1.用語としてのグルーヴは、2000年頃から広く使われ始めた。2.日本におけるグルーヴの概念や語義を、アンケートや先行研究を元に探った。その結果、体の動きやテンポ、低音の強調[9]、一体感などと関係していた。3.音楽聴取の実験を通じて、グルーヴがどのような感覚と近いか調べた。その結果、関係が深かったのは「ノリ」や「一体感」、「心が弾む」「テンポが速い」「体でリズムを感じられる」などであった。4.ドラム演奏の実験では、楽譜からの数ミリ秒程度のずれと特定のテンポによって、グルーヴが感じられるとされた。なお、近年はグルーヴ研究が国際誌を中心に盛んに行われている。最新の研究動向をふまえた先行研究は、グルーヴ感についての資料(論文)等[10]に網羅されている。
その他
オスロ大学音楽学准教授ハンス・T・ツァイナー・ヘンリクセンは、音楽学における研究において、複数のパルスの組み合わせと(ダンスに紐づいた)体の動きが「グルーヴ」に関連していることを指摘している。
グルーヴと、グルーヴの重要な音楽要素と考えられるものは、主に体の動きとの関連で捉えるべきです。グルーヴの基本となるオリジナルのパルスは、他の音が鳴っているときも基本的な動きのパターンを促しますが、ダウンビートとアップビートの間やその上に現れる他のパルスは、パターンを成形したり、代わりとなる動きを示したりします (体のさまざまな部分を異なるパルスに合わせて同時に動かすことができます)。したがって、このプロセスに関与する音のサイクルは、すべてグルーヴの要素と見なすべきです。[4]
ジェフ・プレッシングの2002年の記事においても、同様の指摘がされている。
「グルーヴ」や「フィール」とは1つ以上の注意深く整列したリズムパターンから生まれる時間認知的な現象であり1.繰り返されるパルスの知覚と、そのようなパルスの構造の細分化
2.異なる周期で繰り返される2つ以上のパルスの知覚、周期の位置の認識
3. 同期した身体反応(ダンス、足踏みなど)の有効性
によって特徴付けられる[11]
さまざまなジャンルでの使用
ジャズ
伝統的なジャズのスタイルでは、ミュージシャンは熟練したグループのリズムのまとまりを表現するために「スウィング」という言葉をよく使う。[12]
一方、スウィングジャズの絶頂期である1936年から1945年頃のアメリカにおいて、一流のジャズ演奏を表現する言葉として「イン ザ グルーヴ (in the groove)」といった表現で「グルーヴ」という用語が広く使われていた。[1][13]
1950年代以降、オルガントリオやラテンジャズのサブジャンルのミュージシャンも「グルーヴ」という言葉を使うようになる。[14]
スウィングジャズにおける「スウィング」の感覚を表す用語として用いられた表現が、後にポピュラー音楽全般のリズムにまつわる用語として一般化していった。[15][16]
リズム・アンド・ブルース
「グルーヴ」は、ジェームス・ブラウンのドラマーであるクライド・スタブルフィールドやジャボ・スタークスなどのファンク演奏者や、ソウルミュージックとも関連している。[17]
1950年代、ソウルミュージックの文脈で「ファンク (Funk)」「ファンキー (Funky)」という言葉が形容詞として使われることが多くなり、その意味は元々の刺激的な匂いから「強くて独特なグルーヴ」という再定義された意味に変化した。当時のソウルミュージックにおいて、ファンクの基本的な考え方は可能な限り強烈なグルーヴを作り出すことだった。[17]
ドラマーが非常にしっかりしていて、素晴らしい感触でグルーヴ(ドラムビート)を演奏するとき、この感触は非公式に「イン ザ ポケット (in the pocket)」と呼ばれる。[18]
ヒップホップ
「グルーヴ」や「スウィング」に似た概念は、ヒップホップなどの他のアフリカ系アメリカ人のジャンルでも使用される。ジャズアーティストが「スウィング」の感覚と呼ぶリズミカルなグルーヴは、ヒップホップシーンで「フロー」と呼ばれることがあり、ラップにおける心地よいリズムを表現する用語として語られることがある。[19][20][21]
関連項目
脚注
- ^ a b ジャズスタンダードとして知られる楽曲『In The Groove』(1936年)の表題において同様の表現が見られる
- ^ THE STUDY OF RHYTHM IN POPULAR MUSIC. APPROACHES AND EMPIRICAL RESULTS P.2 ハンブルク大学音楽学研究所
- ^ Keil, Charles. 1987. Participatory Discrepancies and the Power of Music. Cultural Anthropology 2 (3): 275–283.
- ^ a b https://www.futurelearn.com/info/courses/music-moves/0/steps/12706
- ^ 研究社 新英和中辞典 groove/プログレッシブ英和中辞典(第4版) groove なお原義は轍や水路などの「溝」であり、旧来のイメージは「決まりきった型」「定型的な順調さ」といったものである。
- ^ Music Lessons in Burbank CA | Los Angeles Music Teachers
- ^ a b 『音楽スコラ』 NHK ドラムズ&ベース編(2010年5月29日、6月5日、6月12日、6月19日放送)
- ^ http://www2.hu-berlin.de/fpm/popscrip/themen/pst11/pst11_kawase-eguchi.html
- ^ Stupacher, J., Hove, M. J., & Janata, P. (2016). Audio features underlying perceived groove and sensorimotor synchronization in music. Music Perception: An Interdisciplinary Journal, 33(5), 571–589.
- ^ https://satoshikawase.wixsite.com/satoshikawase#!groove/c1mrh
- ^ https://web.archive.org/web/20070610051132/http://www.uni-hamburg.de/Wiss/FB/09/Musik/Dozenten/Pfleiderer/Escom5.pdf
- ^ https://jazzsong.la.coocan.jp/esy091.html Ted Gioia (著)America's Songs II, The Jazz Standards : A Guide to the Repertoire 他 少なくとも、1932年にデューク・エリントンの楽曲『It Don't Mean a Thing (If It Ain't Got That Swing)』が発表される以前からミュージシャンの間で「スウィング」という言葉が使われていたようである。
- ^ What is Swing? The Basics of Jazz Rhythm Explained | LANDR Blog
- ^ オルガン奏者ジミー・スミスのアルバム『Groovin' At Smalls (Live At Small's Paradise』(1958年)の表題において同様の表現が見られる
- ^ ジャズスタンダードとして知られる『In The Groove』(1936年)の表題において同様の表現が見られる
- ^ https://www.futurelearn.com/info/courses/music-moves/0/steps/12706 ノルウェーのミュージシャンであり音楽研究者でもあるカール・ホーコン・ヴァーデランドは、逆説的に「スウィング」という用語が「グルーヴ」と非常によく似ていることについて言及している
- ^ a b マーク・エドワード・ネロ『What Makes Music Funky?』
- ^ https://bobbyowsinskiblog.com/groove-pocket/
- ^ https://theaggie.org/2019/05/27/the-entanglement-of-jazz-and-hip-hop/
- ^ Rakim's rap flow on 'It's Been a Long Time' is a quintessential exampl... | TikTok (0:55) ※音声が流れます。音量にご注意ください
- ^ https://online.ucpress.edu/jpms/article-abstract/34/1/90/120447/Functions-of-Expressive-Timing-in-Hip-Hop-Flow
参照情報
- 『schola 坂本龍一 音楽の学校』 NHK 2010年放送.
- グルーヴ感についての資料(論文)等(大阪大学大学院人間科学研究科招聘研究員・河瀬諭)
- Kawase, S. and Eguchi, K. (2010). The Concepts and Acoustical Characteristics of 'Groove' in Japan. PopScriptum 11 - The Groove Issue, 1-45.
関連項目
グルーヴ(GROOVE)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/14 02:54 UTC 版)
「カプコン バーサス エス・エヌ・ケイ ミレニアムファイト 2000」の記事における「グルーヴ(GROOVE)」の解説
グルーヴとは、異なるゲーム同士の対戦を実現するためのシステムである。プレイヤーはキャラクター選択前にCAPCOMグルーヴ・SNKグルーヴのどちらかを選択し、それによってキャラクターの特性が決定される。各グルーヴには以下の特徴がある。 CAPCOMグルーヴ 攻撃などの行動によってスーパーコンボレベルゲージが徐々に溜まっていき、一定量溜まるとこれを消費してスーパーコンボという強力な必殺技を発動できる。溜まり具合によってレベルが1 - 3の3段階に分けられ、レベルが上がるごとに攻撃力と防御力が上がり、より強力なスーパーコンボが使用可能になる。スーパーコンボを使用する際にボタンの種類でレベルを指定可能(弱でLv1、強でLv2、弱強同時押しでLv3)。『ストリートファイターZERO3』のZ-ISMに近い。 SNKグルーヴ エキストラゲージと呼ばれるゲージがあり、こちらは攻撃では溜まらない代わりにゲージ溜めという行動を取って任意に溜められる。これが上限まで溜まる(MAX状態)と、一定時間攻撃力がアップすると共に、ゲージを全て消費して超必殺技を発動できる。また、体力が一定以下になると常時超必殺技が使えるようになり、体力が一定以下かつエキストラゲージがMAX状態だとMAX超必殺技(Lv3スーパーコンボに相当)という、さらに強力な必殺技を発動できる。『ザ・キング・オブ・ファイターズ '98』のEXTRAモードに近い。 グルーヴはキャラクターの出自にかかわらず選択でき、例えばSNKグルーヴのリュウやCAPCOMグルーヴの京なども使用可能。選択したグルーヴによってキャラクターのイラストの画風が各社風のものに変化し、CAPCOMグルーヴのSNKキャラクターは西村キヌ・CAPCOMキャラクターはイケノ、SNKグルーヴのCAPCOMキャラクターは森気楼・SNKキャラクターはBENGUSがそれぞれイラストを担当している。また、PlayStation版『PRO』のみグルーヴに関係なく、CAPCOMキャラクターはSNK絵、SNKキャラクターはCAPCOM絵になる。
※この「グルーヴ(GROOVE)」の解説は、「カプコン バーサス エス・エヌ・ケイ ミレニアムファイト 2000」の解説の一部です。
「グルーヴ(GROOVE)」を含む「カプコン バーサス エス・エヌ・ケイ ミレニアムファイト 2000」の記事については、「カプコン バーサス エス・エヌ・ケイ ミレニアムファイト 2000」の概要を参照ください。
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