三曲合奏とは? わかりやすく解説

三曲合奏

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/17 06:07 UTC 版)

三曲合奏(さんきょくがっそう)とは、三曲の楽器である地歌三味線三弦)、胡弓の三種の楽器による合奏編成、及びそれにより演奏される音楽をいう。古くは「三曲合わせ」などとも呼ばれた。後に尺八が参入し、特に明治以降、三味線、箏、尺八による編成が多くなった。今日の文献によっては、胡弓入り三曲合奏が現在では行われていないかのような記述がしばしば見られるが、実際には現在においても胡弓入り三曲合奏は少なからず行われているので、これは明らかに誤りであり、十分な注意が必要である。




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三曲合奏

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/12 20:44 UTC 版)

尺八」の記事における「三曲合奏」の解説

江戸時代地歌では三絃三味線)・箏・胡弓合奏が行われた。これが三曲合奏である。明治維新以降胡弓代わりに尺八が加わることが多くなり、現在では尺八入り三曲合奏の方が一般的に普通に行われる一部著述では胡弓入り三曲合奏が無くなったような記述見られるが、それは全く根拠のない発言であり、現在でも胡弓入り三曲合奏は少なからず行われている。江戸時代にも尺八と箏や三味線合奏行われていたと考えられるが、尺八普化宗の手から離れ合奏解禁となったのは普化宗廃止後のことである。現在では通常は三曲合奏といえば尺八が入るものを指す。古典的な三曲合奏では、尺八の手付け三絃の手ベタ付け尺八向けに編曲したものであったこうした三曲一員としての尺八は、西洋音楽の影響受けた明治新曲や、春の海知られる宮城道雄などの新日本音楽経て現代邦楽呼ばれるジャンル形成する至った三曲系の演奏者のあいだでは、古典的な地歌箏曲古曲宮城道雄などの明治期から戦前まで楽曲新曲それ以降楽曲現代曲と呼ぶこともある。

※この「三曲合奏」の解説は、「尺八」の解説の一部です。
「三曲合奏」を含む「尺八」の記事については、「尺八」の概要を参照ください。

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