免疫グロブリンとは?

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めんえき‐グロブリン【免疫グロブリン】

抗体としての構造機能をもつ一群血清たんぱく質血液リンパ液中に含まれるγ(ガンマ)グロブリンのほとんどはこれで、形質細胞などで生成される。分子の形はY字状をし、抗原結合部位をもつ。略記Ig イムノグロブリン。γ(ガンマ)、α(アルファ)、μ(ミュー)、δ(デルタ)、ε(イプシロン)という重鎖種類から、IgGIgAIgMIgDIgEの5クラス分類される。


免疫グロブリン

同義/類義語:イムノグロブリン
英訳・(英)同義/類義語:immunoglobulin, Ig

液性免疫主体となる骨髄細胞分泌するタンパク質で、ほぼ一定の構造を持つ定常領域と、多様性に富み抗原結合する可変領域から構成されている。IgA, IgG, IgD, IgE, IgM五つクラスがあり、それぞれ特有の機能を持つ。

免疫グロブリン ( immnoglobulin )

血清電気泳動させたとき、γ(ガンマグロブリンというタンパク成分がみられます。その主体となるものが免疫グロブリン(液性抗体)で、IgGIgAIgMIgDIgEの5種類が知られています。とくにIgG血清免疫グロブリンの約80%を占めており、慢性の炎症悪性腫瘍があるさいに増加します。また、薬剤としても使用されており、免疫機能低下した患者さんや、重症感染症かかった人などに投与されます。

免疫グロブリン

Immunoglobulins

【概要】 抗体働き。免疫グロブリンは物質群の名前である。実態は同じと考えてよい。免疫グロブリンには抗原結合するFabという部分があり、この細かな構造抗原構造にぴったり結合する形になっている。 

【詳しく】 免疫グロブリンは化学構造分類するとIgGIgAIgMIgDIgEがあり、それぞれ役割が違う。IgAは涙、唾液膵液などの分泌液に含まれ粘膜防衛関与する。IgG獲得性の抗体大半占めている。IgEアレルギー反応係わる

《参照》 液性免疫


免疫グロブリン

【仮名】めんえきぐろぶりん
原文immunoglobulin

抗体としてはたらく蛋白

免疫グロブリン

液性免疫主役をなす、抗原反応しうる構造を持つ血清タンパクである。B細胞分化した形質細胞plasma cell)によって産生される。IgGIgMIgAIgDIgEの5つのクラス分けられる。IgGIgAそれぞれ4つ、2つのサブクラス分けられる。IgG量的に最も多く液性免疫主役である。IgM感染性微生物に対して産生される初期抗体である。IgA粘膜からの異物進入に対して防御する。IgD血液中には少なくB細胞表面多量存在する。リンパ球の成熟分裂何らかの役割を果たしているものと考えられている。IgEⅠ型アレルギー反応主要な役割を果たしており、アトピー疾患増加する。その他寄生虫感染でも増加する。

免疫グロブリン [Immunoglobulin]


抗体

(免疫グロブリン から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/29 06:35 UTC 版)

抗体(こうたい、: antibody)とは、白血球のサブタイプの一つであるリンパ球の一種であるB細胞の産生する糖タンパク分子。免疫グロブリン、血漿中のγ(ガンマ)ーグロブリン(めんえきグロブリン、immunoglobulin)、Ig(アイジー)とも。獲得免疫系の液性免疫(特定のタンパク質などの分子(抗原)を認識して、排除する働き)を担う。抗体は主に血液中や体液中に存在する。


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