角膜とは? わかりやすく解説

かく‐まく【角膜】

読み方:かくまく

眼球前面を覆う透明な膜。後方につながる強膜とともに眼球壁をなし、後面前眼房接する。


角膜

英訳・(英)同義/類義語:cornea

眼球構成する組織で、眼の最前部を覆う透明な保護膜で、多層細胞から形成されている。
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角膜

 
角膜

目はやわらかい

前は水のようなもの後ろはたまごの黄身のようなものでできています

角膜とは,眼球の最も外側部分透明な膜で,よこ11mm,たて10mm,厚みは0.7mmあり,「くろ目」にあたるところです。これに連なっていわゆる「しろ目」の強膜あります

役目としては,限球の形を保ち,外の光を通して光を屈折させ,ひとみの中に光を送り込みます。つまりレンズ働きをするのです。

 光の屈折力は,角膜と前房眼球全体屈折力2/3にあたります。

 角膜の特徴としては,

(1)血管のない組織(無血組織)で,周囲血管網と前房と涙によって栄養とっています。また酸素は,ほとんど大気中からとっていますが,涙液からもとってます。

(2)痛覚冷覚には非常にするどく,また痛覚は角膜中央部のほうが周辺部より敏感です。温覚についてはあるかどうかはっきりしていません。

(3)温度表面うるおす涙の蒸発のため体温より少し低いのが普通です。

(4)形としては,ラグビーボールのような楕円形考えてよいでしょう


角膜

眼球表面を覆う、透明な膜状組織レーシックでは、この角膜の形を変化させて屈折率調整し視力回復させます。角膜は断面5層分かれていて、一番表面の上皮をめくってフラップ作り中心にある最も厚い角膜実質層レーザー照射して変形させ、その後フラップ戻します。角膜の薄い人や、角膜のカーブ極端に急峻または平坦な方は、レーシック受けられないことがありますが、使用する医療器具種類や、医院によって、対応が異なることがあります

角膜

【仮名】かくまく
原文cornea

眼球虹彩瞳孔覆っている透明な部分で、光はここを通って眼球内に入っていく。

角膜

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/18 04:07 UTC 版)

角膜(かくまく、: cornea)は、を構成する層状の組織の一つであり透明である。最も外界に近い部分に位置する。


  1. ^ Godman, Heidi (2022年6月30日). “Corneal transplants becoming more common” (英語). Harvard Health. 2022年6月30日閲覧。


「角膜」の続きの解説一覧

角膜

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/10 02:51 UTC 版)

眼科学」の記事における「角膜」の解説

角膜炎円錐角膜翼状片顆粒状角膜変性症、蝕性角膜潰瘍 水疱性角膜症角膜内皮細胞数の減少に伴い、角膜の透明性保てず、視力低下疼痛生じる。角膜全層移植術が必要。

※この「角膜」の解説は、「眼科学」の解説の一部です。
「角膜」を含む「眼科学」の記事については、「眼科学」の概要を参照ください。

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