角膜ヘルペスとは? わかりやすく解説

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角膜ヘルペス 円板状角膜炎 地図状角膜炎 樹枝状角膜炎

・角膜ヘルペス(herpes corneae)

角膜ヘルペス

円板状角膜炎

角膜ヘルペス

地図状角膜炎

角膜ヘルペス

樹枝状角膜炎

へルペスウイルスによる疾患で,特に単純ヘルペスウイルスによる場合多くみられます。このヘルペスウイルスは,成人の約80%に不顕性感染感染はしていても何の症状現われないもの)させています。初感染をしても,発症するものはその1%に満たないとされています。つまり,99%以上は不顕性感染終わります初感染発症するのは5歳以下の幼児多く,必ずしも角膜発症するとは限りません。角膜発症した場合は,はじめビマン性表層角膜炎のような症状起こし,ついで樹枝状の浅い潰瘍生じます1カ月くらいで角膜に白い濁り残して治りますが,へルペスウイルスは,口腔粘膜結膜角膜の上皮,生殖器神経組織などに休航状態でとどまります。そして,種々の誘因により活性化され再発してます。普通よくみられる角膜へルペスは,不顕性感染にしろ,一度感染したものが,再発したり,再感染したものです。休眠しているへルペスウイルスを活性化させる誘因としては,発熱が最も多くその他に光線紫外線),月経胃腸障害外傷副腎皮質ホルモン局所投与などがあります角膜へルペスの最初樹枝状角膜炎とよばれ,角膜表層木の枝のような潰瘍つくりますゴロゴロしてまぶしく,涙も出て視力低下してます。角膜へルペスは,この時期までに完全に治しておくことが大切です。潰瘍部分をけずり取ったり,IDUアシクロビルという抗へルペス剤の点眼治療したりしますが,再発しやすく,再発くり返す病巣広がり地図状角膜炎となったり,深部にまで及び円板状角膜炎となったりします。また虹彩毛様体炎併発し症状はいっそうひどくなります。こうなると,治って角膜濁って不透明となるため,高度の視力傷害残し失明することもあります角膜へルペスはなかなか頑固な病気治りにくく,いったん治って再発しやすく,予後不良になりがちな困った病気です。徹底した初期治療加えてウィルス打ち勝つ強い身体づくりが重要です。





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