ゲーム基板
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/18 07:26 UTC 版)
基板構造はドンキーコングと同じで複雑な造りであり、コネクターもピンタイプ式になっている。海外版は国内版とは異なり2枚基板構造で、コネクターも1コネクター式である。尚国内版、海外版共に基板自体に反転がかけられており、反転基板が無いとゲーム画面を映し出す事が出来ない。 反転基板が無いとゲーム画面が映し出せないのは他の任天堂のゲームでも同じである。また一部反転基板が不要のタイプもある。 本作品は登場してから出回りが良かった為、海賊版(コピー基板)が数多く流出した。 タイトル画面にメーカー名と登場年が削除されてしまっていたり、画面に大きく登場する主人公の『ポパイ』の顔自体が肌色ではなく灰色がかって映っていたり(基板上で無理に反転をかけている為、色合いに相性が出てしまっている)、顔にやや横線が入ったりしている。 また海賊版の基板は国内版の純正基板と違い簡略された構造で、配線が1コネクタータイプ(44ピン式)のやや縦長の一枚構造であったのと、反転基板も不要だった為に設置が容易だった事も海賊版が多く出回った物と見られる。 本作品登場から40年近くが経過した現在でも中古基板店でも入手することは可能だが、その大半は海賊版の場合が多い。海外版の純正基板が時折流通する事があるものの、数は少なくなってきている。 国内版の純正基板に関しては近年現存数の関係もあり、稀少価値が付いている。
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