しょうにきゅうめい‐きゅうきゅうセンター〔セウニキウメイキウキフ‐〕【小児救命救急センター】
小児救命救急センター
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/27 13:14 UTC 版)
小児救命救急センター(しょうにきゅうめいきゅうきゅうせんたー)は、重篤な小児患者に特化した三次救急医療機関である。なお、地域によって呼び方、名称が異なる。
概要
平成21年度、国の検討会の報告書において小児救命救急センター・小児集中治療室(PICU)の必要性が指摘され、平成22年度から指定され始めたが、小児救命救急センターの指定を受けている病院は少ないため、ほとんどの地域においては一般救命救急センターで三次救急医療を必要とする小児重症患者を受け入れている[1]。
小児救命救急センターの役割は都道府県によって定めている内容が異なるが、全国の小児救命救急センターで共通しているところもある。
設置基準については、厚生労働省の小児医療関連施策に定められている[3]。
- 専用病床(小児集中治療室を6床以上)を適当数保有し、24時間体制で、超急性期(現在でいう高度急性期)の医療を提供、それを脱した患者に対し、高度専門医療を提供するもの。
- 24時間体制で診療体制を確保するため、必要な職員を配置すること。
- 年間300例以上の症例を取り扱うこととし、うち相当数が救急外来からの入院、または転院であるものとする。
- 小児救命救急センターは救急搬送を相当数受け入れるものとする。
- 施設、設備の体制を構築すること。
小児救命救急センター一覧
脚注
- ^ “地域の小児救急医療に対する当センターの役割”. あいち小児保健医療総合センター. 2023年12月15日閲覧。
- ^ “小児救命救急センターはじめに”. あいち小児保健医療総合センター. 2023年12月15日閲覧。
- ^ “小児医療関連施策”. 厚生労働省. 2023年12月15日閲覧。
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