重体
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重体(じゅうたい)とは、命にかかわるほどの重い病気、負傷のことである。重態とも書く。
概要
医療機関において、搬送されてきた患者や入院患者の状態を簡潔に伝える用語として使用されている。報道用語に近く、患者の状態を正確に表す用語ではないため、医療従事者はあまりこの用語を用いない。例えば、保険請求に用いられる傷病名マスターには含まれていない[1]。しかし、日本医学会医学用語辞典には収載されている[2]。
関連用語
報道において「重体」に関連する用語に、「軽傷」、「重傷」、「危篤」等がある。
それぞれ、傷などの状況によって変化する。
軽傷
- 軽傷とは軽微な怪我を意味する。全治1か月未満。
重傷
- 命には別状は無いが、後に障害が残る可能性があるものを含む程度の怪我を意味する。全治1か月以上。なお、単純な骨折なども、報道では「重傷」と表現されることが多い。
- また軽傷でも重傷でもない怪我を「中傷」と表現することがある[3]。
危篤
- 死の瀬戸際をさまよっている状態を意味する。もちろん「確実に死ぬ」と決まったわけではなく、持ち直す者もいる。
脚注
- ^ “診療報酬情報提供サービス”. shinryohoshu.mhlw.go.jp. 2022年11月28日閲覧。
- ^ “日本医学会医学用語辞典”. jams.med.or.jp. 2023年2月6日閲覧。
- ^ “「全治1カ月の重体」は存在しない!? 重体・重傷・軽傷の違いを解説/毎日雑学”. ダ・ヴィンチWeb (2021年1月3日). 2023年4月8日閲覧。
重篤
「重篤」の例文・使い方・用例・文例
- しかしその程度は重篤なものではない。
- それはいずれにしても重篤な事態である。
- 重篤な副作用がある三環抗鬱薬(商品名Elavil)
- 重篤でしばしば死に至るマラリアで、腎臓障害によって黒い尿がでる
- 心臓機能が突然、重篤な機能障害を起こすこと
- 重篤な下痢を引き起こす腸の感染症
- 主に小児に発症する重篤な疾患で、関節の腫れと痛み、しばしば心臓の弁尖に後遺症を残すのが特徴
- 腸炎と潰瘍が特徴の重篤感染症
- 通常の治療法に抗して長時間続く、重篤な喘息発作
- 新生児の重篤な貧血
- 開いた傷の細菌感染に起因する中枢神経系の急性で重篤な感染症
- 女性が出産か妊娠中絶時にかかる敗血症の重篤な状態(通常不衛生な状態に起因する)
- 若い鶏や七面鳥に致死的な急性肺炎を起こす重篤な呼吸器疾患
- ひなのかかる重篤な細菌性疾患
- 臨床的措置が必要な程度に重篤な抑鬱、快感消失状態
- 母親を失い、それに変わる代役のいない幼児に見られる重篤な進行性の抑鬱
- 現実とのコンタクトを失わせ、様々な機能的障害を引き起こす重篤な抑鬱状態
- ブドウ球菌の存在と関連した重篤な急性(時々致命的な)感染症から生じている症候群
- 疾患の最も重篤な段階
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