水ガラス
ケイ酸ソーダ(ケイ酸ナトリウム)を主成分とする液体状の物質。それ自体安全性が高く、人体が直接触れることもできる。シリカゲルの原料でもある。
水ガラスは土木工事において地盤に空いた空間を充填し、地盤を固結させたり止水したりする用途にも用いられる。
2011年3月に発生した東京電力福島第一原子力発電所の原発事故において、4月5日現在は放射性物質の海への漏出が問題視されており、漏出源の特定・対処が急がれている。東京電力は石層を固める材料として水ガラスを電源用トンネルの立て坑へ投入を行っている。
なお、これまでに放射性物質の飛散・流出抑止策として、粉塵防止剤「クリコート」(クリコートC-720グリーン)の撒布、海中への「シルトフェンス」の設置、漏出経路と見られる電源用トンネル付近への高分子吸水材の投入、窒素パージ、といった手法が試みられている。汚染水の処理方法としては玉突き排水、メガフロートへの汚染水移動計画、放射線量の少ない汚染水の海中廃棄、などの処置が取られ、あるいは検討されている。
みず‐ガラス〔みづ‐〕【水ガラス】
水ガラス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/11/13 01:39 UTC 版)
水ガラス(みずガラス)とは、ケイ酸ナトリウムの濃い水溶液である。ケイ酸ナトリウムを水に溶かして加熱することで得られる。液体ながら、水飴状で高い粘性を持つ。
- ^ a b c “ガラッと固まる水ガラス”. 2016年11月21日閲覧。
- ^ a b “誰でも分かる鋳物基礎講座”. 2016年11月22日閲覧。
- ^ “中子製作の作業方法と中子の納め方”. 2016年11月22日閲覧。
- ^ 中日新聞福島原発、汚染水流出止まる 止水剤注入が効果_社会(CHUNICHI Web)[リンク切れ]
- ^ 福島第1原発事故 東京電力、水ガラス注入について「一定の効果はあった」
- ^ “青函トンネルのあゆみ(完成前)”. 2018年4月24日閲覧。
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