珪酸ナトリウムとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 化学 > 化合物 > ナトリウム > 珪酸ナトリウムの意味・解説 

けいさん‐ナトリウム【×珪酸ナトリウム】

読み方:けいさんなとりうむ

ナトリウム珪酸塩。ふつう、メタ珪酸ナトリウムNa2SiO3をさす。濃い水溶液粘性のある液体で、水ガラスとよばれ、接着剤石鹸(せっけん)配合剤などとして用いる。珪酸ソーダ


ケイ酸ナトリウム

(珪酸ナトリウム から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/14 15:57 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動
ケイ酸ナトリウム
識別情報
CAS登録番号 6834-92-0
特性
化学式 Na2SiO3
モル質量 122.06 g/mol
外観 無色の固体
密度 2.4 g/cm3, 固体
融点

1088 ℃

への溶解度 可溶
熱化学
標準生成熱 ΔfHo −1519 kJ/mol
標準モルエントロピー So 113.8 J.K−1.mol−1
危険性
EU分類 記載無し
関連する物質
その他の陰イオン 炭酸ナトリウム
その他の陽イオン ケイ酸カリウム
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

ケイ酸ナトリウム(ケイさんナトリウム)は、通常はメタケイ酸ナトリウム塩 Na2SiO3 を言うが、その他に Na4SiO4, Na2Si2O5, Na2Si4O9などがある。メタケイ酸ナトリウムは二酸化ケイ素炭酸ナトリウムまたは水酸化ナトリウム融解して得られる無色の結晶に可溶で、水溶液加水分解されてアルカリ性を示す。

濃水溶液は水ガラスと言い、無臭だが酸味が強く刺激性を有する。粘膜を侵しびらん性があるため、誤飲に注意する必要がある。

水溶液はケミカルガーデンの実験に用いられる。

生成

二酸化ケイ素を炭酸ナトリウムまたは水酸化ナトリウムと加熱融解することにより得られる:

反応

水ガラスの水溶液に塩酸を加えると、弱酸遊離によりケイ酸を生じる:


「珪酸ナトリウム」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。



珪酸ナトリウムと同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「珪酸ナトリウム」の関連用語

1
洗濯石鹸 デジタル大辞泉
100% |||||

2
沈降シリカ デジタル大辞泉
92% |||||

3
珪酸 デジタル大辞泉
92% |||||


5
30% |||||


7
釉薬瓦焼きものの絵具である釉薬を塗布して作られる。別名陶器瓦。これに塩焼瓦を含む。釉薬瓦は瓦の表面にガラス質の釉薬層を形成する。瓦そのものは赤色のことが多く、釉薬による着色も表面のみのことが多い。釉薬によって様々な色が表現でき、また量産性や色の管理も容易であるために、最も大量に生産されている瓦である。釉薬ゆえに均一な色しか表現できないが、表面のガラス層が耐水性をもつために、無釉薬瓦より耐久性が高いといわれる。塩焼瓦釉薬の代わりに塩を使用する。瓦を1100℃位で焼成し、岩塩を焚口に投入すると、岩塩中のナトリウムと粘土中の珪酸アルミナと化合して赤褐色の珪酸ナトリウムのガラス状被膜ができる。仕上がりは赤褐色となる。三州瓦の最後の専用窯の操業が2006年春頃に停止されたため、現在では殆ど製造されていない。いぶし瓦素地の状態で瓦を焼成し、後にプロパンガスや水で希釈した灯油などを用いていぶし、瓦表面に炭素膜を形成したもの。瓦は裏も表も均一な黒色となる。古くは松葉などを燻化材に用いた。焼く前の素地仕上げの際に施される表面化粧の方法の一つとして片面か両面を金ベラで磨き、銀色のサエを強調する産地もある。新品のときは一様な黒色であるが、年月が経過すると黒~銀色の色調変化が現れ、屋根のアクセントになるのが特徴である。無釉瓦
14% |||||



10
6% |||||

珪酸ナトリウムのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



珪酸ナトリウムのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのケイ酸ナトリウム (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS