緊急時対策支援システムとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 言葉 > 状態 > 緊急 > 緊急時対策支援システムの意味・解説 

きんきゅうじたいさくしえん‐システム〔キンキフジタイサクシヱン‐〕【緊急時対策支援システム】


緊急時対策支援システム(ERSS)


緊急時対策支援システム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/06 13:42 UTC 版)

緊急時対策支援システム(きんきゅうじたいさくしえんシステム、英語: Emergency Response Support SystemERSS)とは、原子力災害の発生時において、事故の状態を判断し、その後の事故進展をコンピュータにより解析・予測する日本システム

概要

緊急事態において、国が原子力災害応急対策を実施するに当たり、必要となる事故進展予測を支援するために、電気事業者から送られてくる情報に基づき、事故の状態を監視し、専門的な知識データベースに基づいて事故の状態を判断し、その後の事故進展をコンピュータにより解析・予測するシステム。チェルノブイリ原発事故などを受け、原子力事故が起きた際の国の対応を迅速化する目的で導入された。全原発55基の原子炉の圧力や周辺の放射線量などの状況を一元的に把握し、事故状況を予測することなどができる。これまでに国が155億円以上を投じ開発・運用してきた。

開発・運営の主体

2003年9月まで原子力発電技術機構が実施してきたERSSの開発・運用は、2003年10月以降、独立行政法人原子力安全基盤機構が引き継ぐ。

2014年3月1日、原子力安全基盤機構が原子力規制庁と統合、原子力規制委員会が引き継ぐ。

福島第一原子力発電所事故における使用

総理大臣官邸危機管理センターには、2・3号機の緊急時対策支援システム(ERSS)の予測が送付されている。

関連項目

外部リンク




緊急時対策支援システムと同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「緊急時対策支援システム」の関連用語

緊急時対策支援システムのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



緊急時対策支援システムのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
新語時事用語辞典新語時事用語辞典
Copyright © 2025 新語時事用語辞典 All Rights Reserved.
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
文部科学省文部科学省
Copyright (C) 2025 文部科学省 All rights reserved.
環境防災Nネットホームページ原子力防災基礎用語集
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの緊急時対策支援システム (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS