崩壊熱とは? わかりやすく解説

ほうかい‐ねつ〔ホウクワイ‐〕【崩壊熱】

読み方:ほうかいねつ

放射性物質崩壊する過程発生する熱。原子炉では、運転停止後も核分裂生成物崩壊が続くため、一定の期間、崩壊熱の除去が必要となる。→放射性崩壊


崩壊熱

読み方ほうかいねつ
英語表記decay heat

放射性物質崩壊によって生ずる熱。
崩壊とは、原子核自然に他の原子核に変わる現象をいう。(放射性崩壊と呼ぶ)

崩壊熱

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/17 04:06 UTC 版)

原子炉スクラム」の記事における「崩壊熱」の解説

放射性崩壊#崩壊熱」を参照 スクラムで、原子炉は、核分裂生成物崩壊によって長時間100時間超えて熱出力を保つ。この熱出力は、停止直後には通常運転時の熱出力の約7%である。原子炉は常に一定の出力を保つわけではなく正確な出力は、スクラムをした時の炉心の中の個々核分裂生成物半減期濃度よる。この熱は、核分裂生成物崩壊伴って減少する崩壊熱によって生み出される

※この「崩壊熱」の解説は、「原子炉スクラム」の解説の一部です。
「崩壊熱」を含む「原子炉スクラム」の記事については、「原子炉スクラム」の概要を参照ください。


崩壊熱

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/14 22:46 UTC 版)

放射性崩壊」の記事における「崩壊熱」の解説

放射性物質は、核爆弾原子力発電所運転中炉心におけるような多量エネルギー放出する連鎖反応伴わない場合でも、放射性崩壊によってそれ自身勝手に核種などを変えてゆくため、その過程放出される放射線エネルギー周囲物質加熱し、崩壊熱 (英: decay heatとなって現われる時間当たりに放出される崩壊熱のエネルギー不安定な物質であるほど大きくその大きさは元の放射性物質がしだいに放射線放って比較安定である核種安定核種へと変化するに従って減少する例え原子炉炉心では発電のための核反応停止しても、その1後で転出力の約7%ほどの熱が新たに生じ時間0.2乗に比例して減少しながら1日後でも約0.6%の熱が放出される

※この「崩壊熱」の解説は、「放射性崩壊」の解説の一部です。
「崩壊熱」を含む「放射性崩壊」の記事については、「放射性崩壊」の概要を参照ください。

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