ほうかい‐ねつ〔ホウクワイ‐〕【崩壊熱】
崩壊熱
崩壊熱
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/17 04:06 UTC 版)
「放射性崩壊#崩壊熱」を参照 スクラムで、原子炉は、核分裂生成物の崩壊によって長時間(100時間を超えて)熱出力を保つ。この熱出力は、停止直後には通常運転時の熱出力の約7%である。原子炉は常に一定の出力を保つわけではなく、正確な出力は、スクラムをした時の炉心の中の個々の核分裂生成物の半減期と濃度による。この熱は、核分裂生成物の崩壊に伴って減少する崩壊熱によって生み出される。
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崩壊熱
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/14 22:46 UTC 版)
放射性物質は、核爆弾や原子力発電所の運転中の炉心におけるような多量のエネルギーを放出する連鎖反応を伴わない場合でも、放射性崩壊によってそれ自身が勝手に核種などを変えてゆくため、その過程で放出される放射線のエネルギーが周囲の物質を加熱し、崩壊熱 (英: decay heat)となって現われる。時間当たりに放出される崩壊熱のエネルギーは不安定な物質であるほど大きく、その大きさは元の放射性物質がしだいに放射線を放って比較的安定である核種や安定核種へと変化するに従って減少する。例えば原子炉の炉心では発電のための核反応を停止しても、その1秒後で運転出力の約7%ほどの熱が新たに生じ、時間の0.2乗に比例して減少しながら1日後でも約0.6%の熱が放出される。
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