風評被害
必ずしも事実であるという根拠を伴わないまま世間で取り沙汰されている情報(風評)の煽りを受けて被る害。風評による被害。
風評は、それが事実か否か、根拠ある情報なのか根も葉もない情報に過ぎないのか、といった観点を度外視して、まことしやかに語られる噂である。風評被害を耳にした者は、それを鵜呑みにするとまでは行かなくても、念のため遠ざけておこうといった心理にはなりやすいと言える。結果として風評の対象は経済的な害を被るに至る。
2011年3月に東京電力福島第一原子力発電所で原発事故が発生し、福島県の太平洋沿岸地域や福島県産の作物などは、放射能に関する風評がとかく発生しがちとなっている。
ふうひょう‐ひがい〔フウヒヤウ‐〕【風評被害】
風評被害(対策)
風評被害
風評被害
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 10:10 UTC 版)
2013年(平成25年)5月8日、ユーザー投稿型の飲食店情報サイト「食べログ」に書き込まれたクチコミで「客が激減した」として、札幌市内の男性が運営会社を相手取り、札幌地方裁判所に提訴した。 この男性は2012年(平成24年)2月、自ら食べログに経営する飲食店の情報を掲載した。ところがそこに「料理が出てくるのが遅い」「おいしくない」と いった批判的なクチコミを書き込まれてしまった。直後に店を訪れる客は激減、男性は食べログが原因と考え、店情報そのものを含めて投稿を削除するようカカクコムに求めたが、「食べログ」が拒否したため、店舗情報が掲載されたページに経済的価値がある為店舗名称を使用しているとして店舗情報の削除、および損害賠償220万円の支払いを求める訴訟に至った。 2014年(平成26年)9月4日、札幌地裁は「本件店舗や本件サイトの運営主体の特定や識別を困難にするものではないから,冒用には当たらない。」「口コミは営業権の侵害に当たらず、原告の要求を認めれば表現行為や情報が恣意的に制限されることになる」として、男性の請求を棄却した。
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風評被害
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/13 07:42 UTC 版)
「2010年日本における口蹄疫の流行」の記事における「風評被害」の解説
県内の運送業が宮崎ナンバーであるがために県外で積み荷の受け取りを拒否される。
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風評被害
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 18:05 UTC 版)
事故の影響で大型連休(ゴールデンウィーク)中にも関わらず、全国各地の遊覧船への予約が入らなくなったり、修学旅行などの団体旅行でのキャンセルが相次いだりする風評被害が発生した。
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風評被害
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/28 06:48 UTC 版)
娯楽性の強いオカルト雑誌が数誌、クロ宗について触れている。 サカヤと呼ばれる司祭が儀式を行い、信徒の生き血や肝を食らうといったものや、3mを超える高い壁の中で悪魔崇拝が行われているなど、その内容はキリスト教弾圧のために流布された藩の虚言や堀田善衛の小説『鬼無鬼島』(1957年)をモデルにしたものが多い。 江戸期から恐ろしげなイメージを植え付けられているクロ教ではあるが、地名をぼかして掲載する出版社側の姿勢やその内容から、記事の信憑性が大いに疑われる一方で、これらの記事を実在する地名とともに Google ストリートビューを添えて引用したブログなどが複数出現したことで、風評被害が深刻化している。
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風評被害
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/08 23:59 UTC 版)
Oの逮捕後、彼と同姓である三郷市議会議員や、同姓の人物が経営する建材会社が、SNSやトレンドブログで「Oの親族」というデマを拡散されたり、誹謗中傷を受けたりしている旨が報じられている。このような風評被害について、両者は2021年5月10日付で「被疑者Oは我々の親族ではない。現在、SNSなどで拡散している事実無根の内容は弁護士による法的手段を取っており、脅迫電話なども警察に相談している」という声明文を発表している。
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風評被害
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「岐阜市ホームレス襲撃殺人事件」の記事における「風評被害」の解説
少年法により加害者の実名掲載は禁じられているが、ネット上では「大学名も実名も出すべきだ」などとして加害者の少年らを特定する動きが高まった。逮捕直後、逮捕された少年のうち2人が朝日大学の硬式野球部に所属していると報道があり、大学は報道内容を認めた。これを受けて朝日新聞などの大手メディアも少年の所属について報じた。 ネットで根拠のない「特定」が進められる中で無関係の男性が事件に関与したとしてデマ情報を流されたり、朝日大学硬式野球部の生徒の内々定が取り下げられたりと事件に無関係の学生の就職活動にまで影響を及ぼす風評被害に発展した。 事件当初から「少年たちは猫を虐待していた」という情報が根拠なくインターネット上で広く拡散されたが、後に被害者の女性がこの噂を否定したためデマであったことが確認された。
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風評被害
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「愛知県弥富市中学校内刺殺事件」の記事における「風評被害」の解説
事件がメディアで報じられると、学校側のいじめが認識出来ていないのが問題や、被害者Aがいじめをしていたのが問題など、報道内容と反した憶測がSNSを通じて共有され、加害者の特定なども始まった。学校関係者などの人物に対する誹謗中傷なども相次いで見られた。
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風評被害
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「ナホトカ号重油流出事故」の記事における「風評被害」の解説
重油の流出範囲が当時の事前予想より広範囲に及んだことや、油まみれで柄杓を使って回収に当たる、自衛隊、海上保安庁、自治体職員、ボランティアなどの姿が繰り返し報じられた。このため、日本海産の海産物に対する風評被害が懸念され、行政ならびに漁業関係者側としてはその対応にも追われた。事故当時から現地に近い大学の環境専門家などが、調査研究を開始している。福井県立大学によれば重油に多く含まれる炭化水素の魚介類に与える影響は卵稚仔や幼生への影響が大きく、成体とは大きく異なると言う。唯一プラス材料として挙げられたのは流出したC重油は比較的固化し易い性質を持ち、同条件であるならば拡散の程度が他の油類より低い点である。
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