プリウスミサイル
プリウスミサイルという呼び方は問題行動を起こす車両にトヨタ・プリウスが多い(プリウス乗りに問題ある運転手が多い)という経験則的なステレオタイプに基づく呼称である。プリウスだけがこの手の事故を起こしているというわけでは決してない。プリウスは2010年代半ば以降つねに新車販売台数の上位を維持し続けている人気車種である。つまり、単に母数が多い。そのため事故車両における同車種の割合も相対的に高くなる。
なお、プリウスのシフトレバーは通常走行の「D」(ドライブ)が右下方に位置しており、これは一般的なMT(マニュアルトランスミッション)車では「R」(後進)にギアを入れる位置であるため、操作が紛らわしいのでは、と指摘する見解もあるが因果関係は定かでない。
昨今では、小学校の集団登校の列に自動車が突っ込んで児童を死傷させる事故が相次いだり、高齢者により高速道路の逆走が相次いで報告されたり、悪質な「あおり運転」が死亡事故を招く事例も報告されたりと、法規制では御しきれない道路交通上の問題が多数噴出している。
プリウス・ミサイル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/24 23:58 UTC 版)
プリウス・ミサイルとは、トヨタ自動車が製造・販売しているトヨタ・プリウスを交通事故の加害車両として揶揄したインターネットスラングである[1]。類義語として「プリウスアタック」や「コンビニキラー」というスラングが使われることもある[2]。
注釈
出典
- ^ a b c プリウスミサイルの真相と事故防止策!事故が多いのは勘違い? - ネクステージ(2022年9月27日)、2023年2月15日閲覧
- ^ “コンビニキラーこと車ごと突っ込むプリウスミサイル! なぜ事故が多発?”. 車情報ラウンジ「Car Lounge」 (2018年2月14日). 2022年8月12日閲覧。
- ^ 『読売新聞』2020年10月9日東京朝刊第一社会面31頁「池袋暴走初公判 「車に異常」無罪主張 アクセル 踏み間違い否認」(読売新聞東京本社)
- ^ 千葉卓朗 (2021年6月21日). “「車両に異常なかった」池袋暴走事故、トヨタがコメント”. 朝日新聞デジタル. 朝日新聞社 2021年6月22日閲覧。オリジナルの2021年6月22日時点におけるアーカイブ。
- ^ “【詳報】池袋暴走事故 飯塚被告に禁錮5年の実刑判決 裁判長「過失は重大。深い反省の念ない」”. 東京新聞 (中日新聞東京本社). (2021年9月2日). オリジナルの2021年9月2日時点におけるアーカイブ。 2021年9月2日閲覧。
- ^ a b “「プリウスミサイル」という呼び名は正しいのか? 急発進・暴走を防止せよ!! (ベストカーWeb)”. 講談社ビーシー. 2022年8月12日閲覧。
- ^ ハイブリッド車等の交通事故実態について (PDF) - 国土交通省、2023年2月15日閲覧
- ^ a b 池袋暴走、車の欠陥?「ブレーキ踏んで加速した」上級国民の主張はありえるのか(くるまのニュース) - メディア・ヴァーグ(2020年12月15日)、2023年2月15日閲覧
- ^ a b なぜ「プリウス」はボコボコに叩かれるのか 「暴走老人」のアイコンになる日 - ITmedia(2019年4月23日)、2023年2月15日閲覧
- ^ 大事なのは事故を未然に防ぐこと トヨタが「急アクセル時加速抑制機能」を導入した理由 - webCG(2020年7月1日)、2023年2月15日閲覧
- ^ もう「プリウスミサイル」とは呼ばせない! 世界で話題のトヨタ新型「5代目プリウス」がメチャ凄い! もはや「プリウスロケット」といえる走りの魅力とは(くるまのニュース) - メディア・ヴァーグ(2022年12月22日)、2023年2月15日閲覧
- 1 プリウス・ミサイルとは
- 2 プリウス・ミサイルの概要
- 3 脚注
- プリウス・ミサイルのページへのリンク