鳥インフルエンザ
別名:トリインフルエンザ、家禽ペスト、鳥インフル、トリインフル
鳥類にA型インフルエンザウィルスが感染して病原性を示す感染症の総称。
野鳥よりも家禽に多く感染するため「家禽ペスト」と呼ばれることもあるが、病原はペスト菌ではない。
鳥インフルエンザのうち、特に遺伝子が変異して強毒性を持ったものが「高病原性鳥インフルエンザ」と呼ばれる。家畜伝染病予防法上の扱いでは、鳥に感染するA型インフルエンザのうち、高病原性鳥インフルエンザでないものが、鳥インフルエンザと総称される。
関連サイト:
鳥インフルエンザに関するQ&A - 国立感染症研究所
高病原性鳥インフルエンザのQ&A - 独立行政法人 農業・食品産業技術総合研究機構 動物衛生研究所
とりインフルエンザエー‐エッチごエヌいち【鳥インフルエンザA(H5N1)】
読み方:とりいんふるえんざえーえっちごえぬいち
H5N1亜型のA型インフルエンザウイルスによる感染症。鶏などの家禽に強い毒性を示す高病原性鳥インフルエンザの一つ。人への感染は、1997年に香港で初めて確認された。高熱・呼吸器症状に続いて下痢・肺炎・多臓器不全など多様な症状を呈する。人から人へ容易に感染する新型インフルエンザウイルスに変異する可能性があることから、日本では2類感染症および検疫感染症に指定されている。鳥インフルエンザ(H5N1)。鳥インフルH5N1。H5N1型鳥インフル。→鳥インフルエンザ
とりインフルエンザエー‐エッチななエヌきゅう〔‐キウ〕【鳥インフルエンザA(H7N9)】
読み方:とりいんふるえんざえーえっちななえぬきゅう
H7N9亜型のA型インフルエンザウイルスによる感染症。鶏などの家禽に強い毒性を示す高病原性鳥インフルエンザの一つ。人への感染は、2013年に中国で初めて確認された。高熱・咳・息切れ・呼吸困難などの症状を呈し、重症の肺炎を起こすことがある。日本では2類感染症および検疫感染症に指定されている。鳥インフルエンザ(H7N9)。鳥インフルH7N9。H7N9型鳥インフル。→鳥インフルエンザウイルス
とり‐インフルエンザ【鳥インフルエンザ】
読み方:とりいんふるえんざ
1 A型インフルエンザウイルスによって引き起こされる鳥の感染症。自然宿主である野生の水鳥は発症しないが、鶏やウズラなどの家禽が感染すると重篤な症状を引き起こすものがあり(高病原性鳥インフルエンザ)、養鶏などの産業に大きな損害を与えることがある。通常、人には感染しないが、感染源と密接に接触した場合などに、まれに感染することがある。AI(avian influenza)。バードフル。→豚インフルエンザ
2 家畜伝染病予防法で、高病原性鳥インフルエンザや低病原性鳥インフルエンザに分類されない鳥インフルエンザのこと。ウイルスの亜型がH5またはH7以外で、病原性の低いものがこれにあたる。
[補説] 家畜伝染病予防法では、高病原性鳥インフルエンザ・低病原性鳥インフルエンザ・鳥インフルエンザの3つに分類される。海外では人への感染も確認されていることから、感染症予防法では、H5N1型の鳥インフルエンザが2類感染症、H7N9型が指定感染症、それ以外のものが4類感染症に指定されている。
鳥インフルエンザ
A型インフルエンザウイルス感染による鳥類の疾病であり、人のウイルスとは異なる。鳥インフルエンザのうち鶏等に高致死性の病原性を示すものを高病原性鳥インフルエンザと呼ぶ。鶏等が感染すると、全身症状をおこし、神経症状、呼吸器症状、消化器症状等が現れ、大量に死亡することもまれではない。なお、鳥インフルエンザウイルスは、生きた鳥との接触等により人に感染した例が知られているものの、鶏卵、鶏肉を食べることにより感染することは報告されていない。鳥インフルエンザ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/20 06:27 UTC 版)
A型インフルエンザウイルスによる鳥の感染症を鳥インフルエンザ(とりインフルエンザ、英語: Avian influenza, Avian flu, bird flu)といい、その鳥インフルエンザウィルスがヒトやその他の動物に感染した場合も鳥インフルエンザと呼ばれる[1][2]。
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- ^ 高知県仁淀川町における高病原性鳥インフルエンザウイルス・強毒タイプの確認に伴う環境省の対応について - 平成23年1月31日(月)環境省
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- ^ 宮崎県における高病原性鳥インフルエンザの疑い事例について - 平成23年1月30日 農林水産省
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- ^ 1月31日に長崎市で回収されたオシドリの鳥インフルエンザ遺伝子再検査結果について - 高病原性鳥インフルエンザ(長崎県)関連 中央家保情報 No.1 平成23年2月5日
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- ^ 大分県における高病原性鳥インフルエンザの疑似患畜の確認について - 平成23年2月2日 農林水産省
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- ^ 宮崎県における高病原性鳥インフルエンザの疑似患畜(11例目)の確認について - 平成23年2月7日 宮崎県
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鳥インフルエンザ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/09 04:03 UTC 版)
2007年1月30日、町内の養鶏場で鳥インフルエンザによるニワトリの大量死が判明。その後国の機関による検査で、清武町(現・宮崎市)、日向市の同様事例に続き、H5N1型ウイルスが検出され、家畜伝染病予防法に基づく一連の対策が行われた。
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鳥インフルエンザ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/12 16:58 UTC 版)
詳細は「鳥インフルエンザ」を参照 原因となるインフルエンザウイルスは人畜共通感染症 (zoonosis) であり、豚と鳥類に感染することが知られている。ヒトインフルエンザは、元は鳥インフルエンザウイルスが遺伝子変異して人間に感染するようになったと考えられている。 これらの動物と人間が密接な生活をしている中国南部の山村などでウイルス遺伝子の混合が起こり次々と変種が登場するものと推測されている。 鳥インフルエンザウイルスには20種ほどのタイプがあり、中でもH1, H2, H3, H5, H7, H9型が知られる。H1・H3型は人間に感染し、Aソ連型・A香港型として知られる。H5, H7, H9型は毒性が強いことで知られる。鳥から人への感染力は弱いと見られ、人への感染例は少ない。しかし感染者の死亡率は60–70%とSARSの10%を上回る。 2003年末から2004年初めにかけ韓国・香港・ベトナムと東アジアで大きな被害を出した鳥インフルエンザはH5N1型である。日本でも2004年1月に山口県で感染ニワトリが見つかったのを皮切りに、各地で鳥類への感染が報告されている。 日本で1925年に同様の被害を出したものはH7型といわれている。
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鳥インフルエンザ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/05 10:22 UTC 版)
2004年、鳥インフルエンザが香港でも確認されたため、香港政府は公園内の衛生管理を徹底する処置を行った。以下は当時の施策である。 毎日の清掃に加え週に2回は大清掃を実施し、清掃回数を増やす 店舗の見回り回数を増やす 店員が鳥やその排泄物などを扱う際には手袋をはめなければならない 2004年2月3日には、政府主体の大清掃が行われる 2007年6月には、漁農自然護理署が検査した際に、発病こそしていなかったものの、公園内の一店舗で飼育されていたムクドリの便からH5N1型のインフルエンザの陽性反応が確認された。このため、すぐさま専門員が派遣され、店内で飼われていたムクドリなど300羽の鳥が新界北動物管理中心まで運ばれ、化学検査を受けた。さらに6月17日からは公園が全面封鎖され、消毒が行われた。康文署も同時に洗浄を行ったほか、食物環境衞生署は近辺の道路の清掃を行って、状況を考慮した結果、雀鳥花園の再開が決定した。公園内の68人の店舗関係者には1万元以上の見舞金が支払われ、1ヶ月分の賃貸料も無料となった。再開は7月5日。
※この「鳥インフルエンザ」の解説は、「園圃街雀鳥花園」の解説の一部です。
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「鳥インフルエンザ」の例文・使い方・用例・文例
- 鳥インフルエンザで毎日70万個の卵が出荷停止
- 鳥インフルエンザが,山口県の養鶏場に深刻な損害を与えている。
- 阿(あ)東(とう)町にあるウイン―ウイン・ファームで,多くのニワトリが鳥インフルエンザで死んだ。
- 鳥インフルエンザ対策の会議が開かれる
- 鳥インフルエンザの被害が日本で広がっている。
- 14人の当局者が鳥インフルエンザに対する対策を検討するため集まった。
- 農林水産省は,他の省庁からの情報に基づいて鳥インフルエンザに対して対策を取っていた。
- 新型インフルエンザウイルスは鳥インフルエンザウイルスの突然変異を通じて現れると考えられている。
- 近年,アジアやヨーロッパでは野鳥や家(か)きん(家畜としての鳥)の間で鳥インフルエンザが発生している。
- 死因はまだわかっていないが,鳥インフルエンザの検査は陰性だった。
- 1月に宮崎で鳥インフルエンザが発生したにもかかわらず,地鶏加工品は昨年よりも今年の方が大変よく売れた。
- 飛行機の飛行経路や,鳥の移動ルートに関するデータは,鳥インフルエンザのような感染症がある場所から別の場所へどのように拡大するのかを彼らが予測する手がかりになります。
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