チュウザン病とは? わかりやすく解説

チュウザン病

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/10/20 06:11 UTC 版)

チュウザン病(Chuzan disease)とはチュウザンウイルス感染を原因とするウシやヤギの感染症家畜伝染病予防法における届出伝染病で、対象家畜はウシ、スイギュウ、ヤギ。チュウザンウイルスはレオウイルス科オルビウイルス属に属し、ウシ、ヒツジ、ヤギの赤血球を凝集する。ウシヌカカによって媒介される。感染妊娠牛は流産することなく、冬から春に小脳形成不全、大脳欠損、内水頭症などの先天性異常子牛を娩出する。水無脳症、小脳形成不全症候群を伴うことから、小脳病変を示さないアカバネ病との鑑別が可能である。有効な治療法はない。予防にはヌカカが活発になる9月までに未越夏妊娠牛に不活化ワクチンを1か月間隔で2回接種する。

関連項目

参考文献

  • 清水悠紀臣ほか 『動物の感染症』 近代出版 2002年 ISBN 4874020747




固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「チュウザン病」の関連用語

チュウザン病のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



チュウザン病のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのチュウザン病 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS