にほん‐のうえん〔‐ナウエン〕【日本脳炎】
日本脳炎
日本脳炎
日本脳炎
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/18 07:42 UTC 版)
詳細は「日本脳炎」を参照 日本脳炎(Japanese encephalitis)は、日本脳炎ウイルスによる脳炎であり、日本や東アジア、東南アジアを分布域とする。 感染者の発症率は0.1パーセントから1パーセントと推定されており、そのほとんどが不顕性感染である。日本での媒介者は主としてコガタアカイエカといわれるが、熱帯地域では他の蚊も媒介する。潜伏期は6日ないし16日間とされ、高熱を発して、痙攣や意識障害におちいる。発症してからは対症療法にたよるしかない。発症した場合の致死率は10ないし20パーセント程度と推定されるが、発症者の半数以上は脳にダメージを受け、脳障害や身体の麻痺などの重篤な後遺症がのこる。 1954年(昭和29年)、日本では不活化ワクチンの勧奨接種が開始され、1965年(昭和40年)には高度精製ワクチンの使用がはじまった。日本での患者は、1967年(昭和42年)から1976年にかけての積極的ワクチンの接種によって、劇的に減少したといわれている。
※この「日本脳炎」の解説は、「感染症の歴史」の解説の一部です。
「日本脳炎」を含む「感染症の歴史」の記事については、「感染症の歴史」の概要を参照ください。
「日本脳炎」の例文・使い方・用例・文例
日本脳炎と同じ種類の言葉
- 日本脳炎のページへのリンク