対症療法とは? わかりやすく解説

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たいしょう‐りょうほう〔タイシヤウレウハフ〕【対症療法】

読み方:たいしょうりょうほう

病気の原因に対してではなくその時症状軽減するために行われる治療法痛み鎮痛剤与えるなど。姑息(こそく)的療法。⇔原因療法

根本的な対策とは離れて表面表れた状況対応して物事処理すること。「—では問題解決しない


緩和ケア、鎮痛ケア、対症療法

【仮名】かんわけあ
原文comfort care

深刻または生命にかかわる疾患有する患者生活の質(qol)改善するために行われるケア。緩和ケアの目標は、疾患症状疾患治療によって引き起こされる副作用疾患またはその治療に関する心理的社会的精神的な問題などを、できるだけ早く予防または治療することである。「palliative care(緩和ケア)」、「supportive care支持療法)」、「symptom management症状管理)」とも呼ばれる

対症療法

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/02 05:42 UTC 版)

対症療法(たいしょうりょうほう、英語: symptomatic therapy)は、姑息的療法とも呼ばれ[1]


  1. ^ a b デジタル大辞泉『対症療法』 - コトバンク
  2. ^ 『日本大百科全書』
  3. ^ a b 後藤稠:最新医学大辞典、医歯薬出版、1987、p880。OCLC 674414476 ISBN 9784263204207
  4. ^ あくまで「場合もある」という程度であり、いつも治癒を促進しているとは限らない。対症療法(姑息的療法)は、治癒の促進につながらない場合もある。


「対症療法」の続きの解説一覧

対症療法

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/03 02:00 UTC 版)

腎不全」の記事における「対症療法」の解説

急性腎不全場合腎機能低下原因取り除きつつ水分及び血中老廃物過剰蓄積を防ぐことで、比較高率治癒期待できる。但し、多臓器不全など他の疾病併発し発症した場合は、患者全体死亡率50%近いとする報告がある。また、軽微な急性腎不全患者でも、後に慢性腎不全移行する事がある報告されている。 一方慢性腎不全は、早い段階で異常が発見できた場合限り糸球体機能低下させるIgA抗体などの免疫薬物抑える 塩分たんぱく質などの摂取量制限する低タンパク質食抗体生成密接な関わりのある扁桃腺除去する などで、症状の進行抑えることが可能である。 それでも腎機能低下進行する場合、あるいは腎機能障害発見時に既に不可逆的状態に陥っていた場合尿毒症症状顕在化してくると対症療法として人工透析治療が必要となる。 透析療法には、血液をいったん体外吸引して透析装置濾過し、再び体内に戻す血液透析と、患者腹腔内に2リットルほどの透析液注入し体内継続的に血液濾過を行う腹膜透析の2通りがあり、日本で主に行われているのは前者治療法後者血液透析比較し患者拘束時間圧倒的に少ないというメリットがあるが、患者自身家族腹膜内の透析液交換を行わねばならないため、雑菌混入等による腹膜炎起こしやすく、長期にわたると腹膜そのもの傷める可能性がある。 詳細は「人工透析」を参照

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対症療法

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/28 07:55 UTC 版)

アレルギー性鼻炎」の記事における「対症療法」の解説

薬剤タイプ鼻漏鼻閉くしゃみかゆみ眼症状経口抗ヒスタミン薬 ++ ± ++ ++ ++ 経口抗ロイコトリエン薬 + ++ + + + 点鼻抗ヒスタミン薬 + ± + +点鼻ステロイド薬 ++ ++ ++ ++ + 点鼻血収縮++ - - - 点鼻抗コリン薬 ++ - - - - 点鼻抗肥満細胞薬 + + + +治療に関しては、ガイドライン作成されている。まずは十分に症状アレルギー反応抑えて徐々にステップダウンしていく方針とられる中心的な薬物経口抗ヒスタミン薬である。急性の閉塞症状があるばあいは血管収縮薬用いることもあるが、薬剤鼻炎原因となるため、使用1週間程度とどめる。また点鼻薬基本的に鼻中隔当てないように鼻の外側噴射する。特に血管収縮薬ステロイドでは鼻中隔穿孔報告されている。アレルギー性結膜炎合併した場合はザジテン点眼薬用いることもある。

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対症療法

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/04 05:39 UTC 版)

ファブリー病」の記事における「対症療法」の解説

症状緩和させる疼痛 - ジフェニルビダントイン(フェニトイン)、カルバマゼピン 伝導障害 - 抗不整脈薬 腎障害 - ACEアンジオテンシン変換酵素阻害薬、ARB(アンジオテンシンll受容体拮抗薬末期腎不全 - 腎移植血液透析 消化器症状中枢神経症状に対して症状あわせて薬物療法が行われる。

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対症療法

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 01:57 UTC 版)

カフェイン中毒」の記事における「対症療法」の解説

危機的な量のカフェイン摂取している場合全身痙攣致死性不整脈起こしている場合もある。そこで、まず横隔膜痙攣による呼吸不全を防ぐため、筋弛緩剤バルビツール酸系投与酸素吸入で急速対応する加えて、重い不整脈に対して心拍監視して心室細動注意払い必要に応じて適切な処置を行う。 また、精神症状出現している場合有り患者錯乱状態に陥っている事なども有り得る中毒患者にとっては、患者異常な興奮不安などの症状には、ジアゼパム静脈注射などで緩和すると良い。それでも充分な効果得られない場合は、ベンゾジアゼピンなどの追加投薬などで対応するこの際ドパミン拮抗型の鎮静剤抗精神病薬)は使用しない

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対症療法

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/28 07:47 UTC 版)

バセドウ病」の記事における「対症療法」の解説

頻脈性不整脈対しβ遮断薬を対症療法として処方することがある

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