たいしょう‐りょうほう〔タイシヤウレウハフ〕【対症療法】
緩和ケア、鎮痛ケア、対症療法
対症療法
対症療法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/03 02:00 UTC 版)
急性腎不全の場合、腎機能低下の原因を取り除きつつ水分及び血中老廃物の過剰蓄積を防ぐことで、比較的高率な治癒が期待できる。但し、多臓器不全など他の疾病に併発して発症した場合は、患者全体の死亡率は50%近いとする報告がある。また、軽微な急性腎不全患者でも、後に慢性腎不全に移行する事があると報告されている。 一方、慢性腎不全は、早い段階で異常が発見できた場合に限り、 糸球体の機能を低下させるIgA抗体などの免疫を薬物で抑える 塩分やたんぱく質などの摂取量を制限する(低タンパク質食) 抗体の生成と密接な関わりのある扁桃腺を除去する などで、症状の進行を抑えることが可能である。 それでも腎機能の低下が進行する場合、あるいは腎機能障害発見時に既に不可逆的状態に陥っていた場合、尿毒症の症状が顕在化してくると対症療法として人工透析治療が必要となる。 透析療法には、血液をいったん体外に吸引して透析装置で濾過し、再び体内に戻す血液透析と、患者の腹腔内に2リットルほどの透析液を注入し、体内で継続的に血液の濾過を行う腹膜透析の2通りがあり、日本で主に行われているのは前者の治療法。後者は血液透析と比較し、患者の拘束時間が圧倒的に少ないというメリットがあるが、患者自身や家族が腹膜内の透析液交換を行わねばならないため、雑菌混入等による腹膜炎を起こしやすく、長期にわたると腹膜そのものを傷める可能性がある。 詳細は「人工透析」を参照
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対症療法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/28 07:55 UTC 版)
薬剤のタイプ鼻漏鼻閉くしゃみかゆみ眼症状経口抗ヒスタミン薬 ++ ± ++ ++ ++ 経口抗ロイコトリエン薬 + ++ + + + 点鼻抗ヒスタミン薬 + ± + + - 点鼻ステロイド薬 ++ ++ ++ ++ + 点鼻血管収縮薬 - ++ - - - 点鼻抗コリン薬 ++ - - - - 点鼻抗肥満細胞薬 + + + + - 治療に関しては、ガイドラインが作成されている。まずは十分に症状、アレルギー反応を抑えて、徐々にステップダウンしていく方針をとられる。中心的な薬物は経口抗ヒスタミン薬である。急性の閉塞症状があるばあいは血管収縮薬を用いることもあるが、薬剤性鼻炎の原因となるため、使用は1週間程度にとどめる。また点鼻薬は基本的に鼻中隔に当てないように鼻の外側に噴射する。特に血管収縮薬、ステロイドでは鼻中隔穿孔が報告されている。アレルギー性結膜炎を合併した場合はザジテン点眼薬を用いることもある。
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対症療法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/04 05:39 UTC 版)
症状を緩和させる。 疼痛 - ジフェニルビダントイン(フェニトイン)、カルバマゼピン 伝導障害 - 抗不整脈薬 腎障害 - ACE(アンジオテンシン変換酵素)阻害薬、ARB(アンジオテンシンll受容体拮抗薬) 末期腎不全 - 腎移植、血液透析 消化器症状、中枢神経症状に対して、症状にあわせて薬物療法が行われる。
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対症療法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 01:57 UTC 版)
危機的な量のカフェインを摂取している場合、全身痙攣や致死性不整脈を起こしている場合もある。そこで、まず横隔膜の痙攣による呼吸不全を防ぐため、筋弛緩剤やバルビツール酸系薬の投与と酸素吸入で急速対応する。加えて、重い不整脈に対しては心拍を監視して心室細動に注意を払い、必要に応じて適切な処置を行う。 また、精神症状が出現している場合も有り、患者が錯乱状態に陥っている事なども有り得る。中毒患者にとっては、患者の異常な興奮や不安などの症状には、ジアゼパムの静脈注射などで緩和すると良い。それでも充分な効果を得られない場合は、ベンゾジアゼピンなどの追加投薬などで対応する。この際、ドパミン拮抗型の鎮静剤(抗精神病薬)は使用しない。
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対症療法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/28 07:47 UTC 版)
頻脈性不整脈に対し、β遮断薬を対症療法として処方することがある。
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