ちんがい‐やく【鎮×咳薬】
読み方:ちんがいやく
「鎮咳剤」に同じ。
鎮咳去痰薬
(鎮咳薬 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/13 19:41 UTC 版)
鎮咳去痰薬(ちんがいきょたんやく、antitussive drugまたはcough medicine、mucolytic)は、咳を鎮め、痰を喉から喀出しやすくする目的で処方される医薬品である。中枢性と末梢性のものが知られている。中枢性には麻薬性のものと非麻薬性のものがある。中枢性麻薬性鎮咳薬であるリン酸コデインと中枢性非麻薬性鎮咳薬であるデキストロメトルファンが代表的な鎮咳薬である。単独で服用するものと、総合感冒薬などに配合される場合とがある。内服薬の他、トローチやドロップの剤型で販売されるものもある。
- ^ 本当に明日から使える漢方薬―7時間速習入門コース p73-106 ISBN 9784880027067
- ^ 日本医師会『漢方治療のABC』医学書院〈生涯教育シリーズ, 28〉、1992年、Chapt.2。ISBN 4260175076。
- ^ “汚染咳止めシロップでインドなど死亡数百件、米当局も検査強化へ”. ロイター (2023年9月30日). 2023年9月30日閲覧。
- 1 鎮咳去痰薬とは
- 2 鎮咳去痰薬の概要
- 3 去痰薬
- 4 漢方薬
鎮咳薬
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/20 06:18 UTC 版)
咳は、気道に痰が溜まったり、気道異物が入った場合に、それを気道外へと排出するための生体防御機構の1つである。したがって、基本的な考え方として、必要以上に咳を抑制すべきではないと言える。むしろ、むやみに鎮咳を行えば、かえって患者の状態を悪化させ得る。例えば、大量の粘稠な気道への分泌物が、COPDや気管支喘息などが原因で出ている場合には、気道内の分泌物を咳で排出できずに換気障害に陥ったり、咳を抑えたせいで気道内の分泌物が排出できなかったために気道内に滞留した分泌物が逆に咳を誘発したりする。また、気道の感染症の場合には、気道内の病原微生物の排出に支障を来たし、感染症の増悪を招く危険もある。 一方で、胸膜炎や心臓疾患などが誘発した咳嗽や、心因性咳嗽など、生体防御機構としての咳が、本来の役割を果たしておらず、無駄に咳が出ている場合には、咳が患者の状態を悪化させ得るので、この場合には鎮咳薬を用いて、咳を抑制する。
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鎮咳薬
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/11 08:06 UTC 版)
主に中枢性鎮咳薬に関して述べる。末梢性鎮咳薬は去痰薬の節で述べる。
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