中枢性鎮咳薬
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/20 06:18 UTC 版)
中枢性鎮咳薬には、大きく分けて麻薬性鎮咳薬と非麻薬性鎮咳薬が有る。 麻薬性の中枢性鎮咳薬としては、オキシメテバノール、コデイン、ジヒドロコデインなどが知られる。化学構造が麻薬性鎮咳薬と似ている非麻薬性の中枢性鎮咳薬としては、ジメモルファン、デキストロメトルファンなどが知られる。化学構造的にも麻薬性鎮咳薬と異なる非麻薬性の中枢性鎮咳薬としては、エプラジノン(英語版)、グアイフェネシン、クロフェダノール(英語版)、クロペラスチン(英語版)、チペピジン(英語版)、ノスカピン、フォミノベン(英語版)、ペントキシベリン(英語版)、そして、ベンプロペリンなどが知られる。
※この「中枢性鎮咳薬」の解説は、「ベンプロペリン」の解説の一部です。
「中枢性鎮咳薬」を含む「ベンプロペリン」の記事については、「ベンプロペリン」の概要を参照ください。
中枢性鎮咳薬
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/27 09:57 UTC 版)
鎮咳薬は基本的に咳中枢に作用するが、必要な咳嗽をも止めるリスクがある。日本呼吸器学会ガイドラインでは、明らかな上気道炎などにとどめ、中枢性鎮咳薬の使用はできる限り控えると勧告されている(グレードD)。 リン酸コデイン・リン酸ジヒドロコデイン - 麻薬性中枢性鎮咳薬であるので、副作用に注意する必要がある。 デキストロメトルファン臭化水素酸塩 - 非麻薬性中枢性鎮咳神経刺激薬である(メジコン:ヒスタミン遊離作用がありアレルギー増悪に注意)。 チペピジンヒベンズ酸塩(アスベリン) - リン酸コデインと同等の鎮咳作用を持つ非麻薬性中枢性鎮咳薬であると同時に、去痰作用も有する。 車前草エキス(フスタギン)もチペピジンと同様の作用を有する(痰の粘稠度を低下させる去痰作用)。副作用が少ない。
※この「中枢性鎮咳薬」の解説は、「咳嗽」の解説の一部です。
「中枢性鎮咳薬」を含む「咳嗽」の記事については、「咳嗽」の概要を参照ください。
- 中枢性鎮咳薬のページへのリンク