去痰作用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/20 04:31 UTC 版)
アンブロキソールは、痰に含まれるムコ多糖を分解する酵素を活性化することで、気管支内の痰の粘度を低下させる。さらに、気管支内にある絨毛の運動を亢進させることで、粘度が低下した痰を気管支内から排泄することも促す。また、肺胞においては、肺胞を潰す方向に作用する肺胞内の水の表面張力を低下させることで肺胞を広げやすくする作用持つ肺胞サーファクタントの生成も促進する。このようにして、肺呼吸をしやすくする作用を持つ。
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