去痰薬の使い分け
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/11 08:06 UTC 版)
去痰薬の使い分けに関しては国立病院機構近畿中央胸部疾患センター内科の倉林優氏の見解では症状に合わせて下記のように使い分けるとしている。また同氏は重要な去痰薬として慢性的にキレが悪い喀痰にムコソルバン、量の多い喀痰にムコダイン、急性期のキレが悪い喀痰にムコフィリンをあげている。 喀痰の症状推奨される去痰薬一般的な喀痰 アンブロキソール(ムコソルバン) COPD患者の喀痰(急性増悪予防) カルボシステイン(ムコダイン) サラサラの喀痰 カルボシステイン(ムコダイン)、フドステイン(スペリア) 粘度の高い喀痰 エチルシステイン(チスタニン)、メチルシステイン(ペクタイト) COPD急性増悪に伴う粘度の高い喀痰 アセチルシステイン(ムコフィリン) 痰のキレが悪い ブロムヘキシン(ビソルボン)、アンブロキソール(ムコソルバン) 寝起きに痰がからむ アンブロキソール徐放剤(ムコソルバンL)
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