中枢性疼痛とは? わかりやすく解説

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ちゅうすうせい‐とうつう【中枢性×疼痛】

読み方:ちゅうすうせいとうつう

中枢神経損傷障害によって起こる疼痛脳の損傷部位反対側の半身にしびれを伴う痛みが起こる。中心性疼痛視床痛


中枢性疼痛

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/30 03:06 UTC 版)

中枢性疼痛(ちゅうすうせいとうつう、英:central pain)は、国際疼痛学会(IASP)によると「中枢神経の損傷や機能障害による痛み」と定義されている。腕神経叢引き抜き損傷後の疼痛幻肢痛などの、末梢神経障害により中枢神経系に影響を及ぼす痛みは含めない。


分類

症状

多くは受傷より数週間~数ヶ月後、時には数年後に発症する。疼痛の性質は様々であるが、痺れを訴える場合が多いとされる[1]。排尿、不安、感情変化などで増悪し、運動や温冷刺激などにより誘発されることもある。視床痛は半身全体、脊髄損傷後疼痛は両側に現れる場合が多い。

障害部位

検査

核磁気共鳴画像法(MRI)やコンピュータ断層撮影(CT)により障害部位を特定する。病態や障害程度は、脳脊髄液検査や電気生理学的検査(somatosensory evoked potentials:SSEP)により行われる。

治療

歴史

脳の病変により痛みが生じることは、ドイツ人医学者ルドウィッグ・エディンガードイツ語版によって1891年に初めて報告された[2]

脚注

  1. ^ 片山容一「脳神経外科的治療」『脳卒中後の痛みと痺れ』」『社団法人日本脳卒中協会公式webページ』。2012年9月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年5月9日閲覧
  2. ^ 宇高不可思、亀山正邦「概論・薬物療法」『脳卒中後の痛みと痺れ』」『社団法人日本脳卒中協会公式webページ』。2013年8月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年5月9日閲覧

中枢性疼痛

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 04:19 UTC 版)

脳梗塞」の記事における「中枢性疼痛」の解説

脳梗塞後の中枢性疼痛に対してアミトリプチリントリプタノール)、ラモトリギンラミクタール)、メキシレチン(メキシチール)などが有効とされている。カルバマゼピン(テグレトール)は効果があることもあるがEBM上は有効性はないとされている。

※この「中枢性疼痛」の解説は、「脳梗塞」の解説の一部です。
「中枢性疼痛」を含む「脳梗塞」の記事については、「脳梗塞」の概要を参照ください。

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