止瀉薬とは? わかりやすく解説

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止瀉薬、下痢止め薬


止瀉薬

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/12 02:38 UTC 版)

止瀉薬(ししゃやく)とは、いわゆる下痢止めの薬のことである。急性下痢症では下痢が毒素を排出する重要な現象なのでみだりに止瀉薬をもちいるのは好ましくはないが、毒素がないのに下痢がおこり患者が苦しんでいる場合は積極的に用いるべきである。激しい下痢では電解質代謝異常脱水症状がおこるので抗菌薬輸液、食事もあわせて考えるべきである。

分類

腸運動抑制薬
オピオイドなどの受容体に作用する薬を良く用いる。
ロペミンセレキノンなど。
収斂薬(しゅうれんやく)
腸粘膜蛋白に結合し、粘膜の分泌と刺激を抑制することで炎症や腸蠕動を抑制する。
タンニン酸アルブミンなど。
吸着剤
毒素や腸管ガスを吸着する。
ガスコンやアドソルビン(天然ケイ酸アルミニウム)
乳酸菌製剤
ラックビー、ビオスリー、ビオフェルミンなど

関連項目


止瀉薬

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/10 01:02 UTC 版)

一般用医薬品の種類と有効成分」の記事における「止瀉薬」の解説

止瀉とは腹下し下痢)を止めること。以下の成分知られるまた、食中毒食あたりなどでは止瀉薬を用いと体内の毒素排出できなくなるため、危険である。次硝酸ビスマス 抗炎症作用を持つが、連用は危険であるため市販されている種は少ない。 タンニン酸アルブミン 抗炎症作用も持つ成分で、牛乳カゼインから抽出。同アレルギー患者には厳禁である。 塩酸ロペラミド 過食過飲寝冷えなどによる下痢に有効。強力なため、便秘を招くこともある。 タンニン酸ベルベリン 塩化ベルベリン オウバク 抗菌作用抗炎症作用を持つ。 クレオソート 日本薬局方木クレオソート鉱物性は有害)のことで、局所麻酔作用も持つ。 ロートエキス アクリノール シャクヤク ゲンノショウコ 吸着成分 沈降炭酸カルシウム 乳酸カルシウム ケイ酸アルミニウム

※この「止瀉薬」の解説は、「一般用医薬品の種類と有効成分」の解説の一部です。
「止瀉薬」を含む「一般用医薬品の種類と有効成分」の記事については、「一般用医薬品の種類と有効成分」の概要を参照ください。

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